ＲＯＤ＆ＲＵＮ

今回紹介するのは70年代にバス釣りしていた人なら1度は使った事がある銘品。

ホッテントットです。



メタルリップのフローティングディープダイブプラグ。

70年代当時、バス釣りって言ったらスーパーソニックかホッテントットを投げる物だと相場が決まっていた訳ですよ。

関連記事リンク：へドン(HEDDON) スーパーソニック

ちょっと調べたら発売が70年代最初の頃らしいので、当時の最新ルアーだった訳ですが、それにしても何であんなに流行っていたのだろう？

70年代のある日、津久井湖に行ったら大減水していた時がありました。

ボート屋のおじさんに聞いたら、一晩で5m位減水したらしい。

急な減水は釣りの条件としてはあまり良くありません。

ちょっとがっかりして出船したのですが・・・ああっ！あんな所にルアーが引っ掛かっている！！！

普段水中に沈んでいるストラクチャーが丸見えになっていて、あちこちにプラグが引っ掛かっているじゃあありませんか。

釣果は芳しくありませんでしたが、高級輸入プラグばっかり10個は拾ったでしょうか？

驚いたのは、その内半分近くがホッテントットだった事。

当時、如何に多くのアングラーがホッテントットを使っていたか判りますね。

実はこのブログの写真のホッテントット、全部拾い物です。

他にも幾つか仕舞い込んであるはず。



自分でも何個か購入した記憶があるけれど、買った奴は全部根掛りでロスト。

結局拾った物だけ残っている・・・

当時、バスは一度釣られたルアーを覚えていて二度と同じルアーでは釣れないと言われていた事もあって、せっかく沢山拾ったのだけれど逆に出番は少なくなったので、今でも手元に残っている訳です。

ちなみに当時みんなが使っていたのは1/4ozの小さな奴。



リップが大きいので、このサイズでも引き抵抗が結構大きい。

当時はライトアクションのスピニングタックル（勿論グラス）を使っていたので、このサイズが限界でした。

こちらのちょっと大きなタイプも拾い物ですが、使った事はありません。



小さなサイズはリップに曲げが入っているんですが、大きなタイプのリップはストレート。



より深く潜らせる為なんでしょうかねぇ？

ちなみにリップに付いている金具を移動させる事によって、アクションや潜行深度の変更が可能。



もっとも、そんなに極端に性格が変わると言う物でも無かったような・・・

ちなみにリップ裏面にはパテントNoが小さく印字されています。



多分、金具が移動できる事のパテントなんでしょうな。

もっとデカデカと刻印しちゃえば良いのに、なんとも控え目で奥ゆかしいじゃあないですか。

優れたデザインと機能を併せ持った素晴らしい設計だと思う。



ボディーは変わった断面形状になっています。



フックは定番のイーグルクロー。



現在はラパラ製になっている模様。

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流石に最近使っている人がそんなにいるとも思えないので、今使えば見慣れないルアーと言う事でランカーサイズがヒットして来るかも？