家人の腕時計が動かなくなったので直して欲しいとのリクエスト。
スヌーピーがテニスをしている文字盤で、長針はテニスラケット、短針は腕、秒針はテニスボールとウッドストックと言う中々凝ったデザイン。
うーん、手巻式だ。
その昔、一度時計屋さんへ持ち込んでオーバーホールして貰ったらしいが、DIYで修理は無理。
時計職人さんが減少しているであろう現在、機械式腕時計をオーバーホールしたら幾ら掛かるのだろう?
ブランド品は工賃だけで数万円、手間を考えたら普及品だから安いという訳でも無かろう。
買い替えも検討したのだが、昔使っていた時計が幾つも出て来た。
左端のは機械式。
SEIKO Special 23Juwels。
秒針が無い二針式だが、これだけ小さなボディーで機械式って凄い技術だよねぇ。
ベルトが金属でフォーマルな場合は良いが、普段使いにはイマイチらしい。
四角いボディーデザインに金属ベルトが合っているけどねぇ。
ボディーの鍍金は良く見るとアバロン調になっているようだ。
購入当時はそこそこ高価な時計だったはずだが、現在ではこの手の機械式腕時計はフリマで数千円で取引されているようだ。
残り4個はクオーツ。
金の角型、JUNGHANS NOBLESSE。
ユンハンス ノブレッセと読むドイツのメーカーらしい。
文字盤の下に極小の文字でSWISS MOV'Tとありクオーツユニットはスイス製。
クオーツだけあってSEIKOと比較するとボディーが薄い。
これも金属ベルトで普段使いには向かないそうだ。
クオーツ式は全て電池が切れている。
皮のベルトで比較的新しい、電池交換するか。
まずは裏蓋を外すのだが、Gショックと違ってドライバーでネジを外すような訳には行かない。
参考記事リンク
裏蓋に部分的に本体との隙間があるので、ここに鋭利な工具を差し込んでこじ開けます。
100円ショップでも専用品が200円で売っていましたが・・・
手持ちの工具で代用。
丸形は問題無く外せましたが、角型はちゃんとした専用品じゃあないと難しいかな?
裏蓋にはH13.10とマジックで記入されていて、前回電池交換した日付のようだ。
交換用電池は100円ショップで入手出来ない物はネットで購入。
電池交換は簡単だったが、裏蓋が固くて閉まらない物がある。
蓋の外周に防水性を高める為にOリングが入っているのだが、これが抵抗になっていて指で押さえても嵌らない。
手持ちのシャコ万で締めてみても良いのだが、万一ガラスが割れても困る・・・
ネットで専用品を購入。
例によって中国製。
日本語の取り扱い説明書や保証書どころか、本体とアダプター以外は何も付属しないという潔い商品。
値段の割にはしっかりした造りの本体。
金属製。
アダプターは樹脂製でサイズは豊富。
取り敢えず試してみます。
時計の直径は約24mm。
ガラスに当たらず、本体外周を抑えられるようなアダプターを選択。
裏蓋には竜頭の逃げがあるので位置を合わせる。
アダプターを上下にセット、裏蓋を上に向けて時計を載せて慎重に位置を合わせる。
じんわりと、様子を見ながら数回に分けて力を入れると上手く行くかも。
角型の時計の蓋を閉めるにはちょっとコツが必要かも知れない。
取り敢えず、普段使い用3個復活!