世界遺産知床。
知床半島近くの斜里の街中、国道沿いのホームセンター。
内地のホームセンターとは全く品揃えが異なり、熊除けのペッパースプレーが当たり前のように売っています。
ペッパースプレーと並んで、なんと回転式拳銃が売っている!
テントを張ったキャンプ場は周囲を電流柵が取り囲んでいて、市街地のコンビニ駐車場にもヒグマが出没するとか・・・自衛の為にはやはりコイツが必要なのか。
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特徴的な銃身上の冷却用スリット・・・マグナム弾を連射しても弾道が狂わない為には必須の装備。
フェラーリより歴史の有る跳ね馬のエンブレム、ランパンコルト。
パイソン357。
コルト社の代表的なリボルバーで、古くは刑事スタスキー&ハッチのハッチ、最近ではウォーキング・デッドの主人公リックの愛銃ですな。
最近のコルト社は元気が無く、米軍の小火器トライアルでベレッタに負けてから右肩下がり・・・とうとう2015年6月15日に倒産!
参考リンク:
コルト・ファイヤーアームズ
最近コルト社の拳銃はガバメントとシングルアクションアーミしか製造しておらず、パイソンは1999年に生産中止されていて本国アメリカでも入手が困難・・・こいつは特製のジャパンスペシャルモデルです。
参考リンク:
コルト・パイソン(Wiki)
日本国内では拳銃の所持や売買は厳しい規制が有りますが、コイツはライセンスや許可証の必要が無い・・・一丁購入。
弾も一緒に一箱(96発入り)購入。
オリジナルパイソンのシリンダーは左側にスイングアウトするのですが、こいつはエキストラクターを引っ張るとトリガーガード前方を軸にして銃身と一緒にシリンダーが中折れになる。
イギリスの銘銃、エンフィールドと同機構ですな。
参考リンク:
エンフィールド・リボルバー(Wiki)
そのままシリンダーが外せます。
何と、8連発!
日本人の体格に合わせて全体的に小型化されているにも関わらず、オリジナルの装弾数6を上回るとは・・・警察でもリボルバーから多弾倉のオートマチックを使う事が増えている事を考えると、これは正常進化と言って良いのか。
本体は軽量化の為に特殊樹脂製。
それでは装填。
弾丸はスピードローダーを使わなくても短時間で装填できるような特殊形状。
装填完了。
それでは撃ってみますか・・・ちなみにダブルアクションオンリーです。
パンッ パンッ パンッ パンッ!
山深い林道脇の駐車スペースに乾いた炸裂音が響きます。
念の為、更に4連発!
・・・もう、判っているとは思いますが実弾は発射できません・・・
YouTube:
北海道で釣りをするなら必ず持ちたいBIG BANG R3 PYTHON 357(カネキャップ8連発)及びヒグマ対策グッズあれこれ
北海度の渓流釣り師の方々は、釣り場で入渓する前に爆竹を鳴らしてヒグマ除けをする事があります。
私も使っていましたが、どうしてもゴミが四散してしまう。
こいつはキャップ火薬でゴミが飛び散らない。
安価な上に軽く、持ち運び易いのも良いですな。
MADE BY TIGERと刻印がありますが、トイガン製造でその筋には有名なタイガー化学工業製?
今時日本製???
専用の弾はカネキャップ、株式会社カネコ製。
取り扱いの注意としてはシリンダーのストップ機能が無いので、ベストのポケットに入れておくとシリンダーが回転して空射ちしてしまう事がある。
防水では無いので濡らしては駄目。
ヒグマ対策としては、以前に御紹介したペッパースプレーもあります。
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しかし熊除けスプレーは至近距離で熊と対峙した時に使う最後の守り、出来れば使わないに越した事は無い。
一方こいつはヒグマとの遭遇を避ける為の予防策として積極的に使いたい。
既に渓流釣りは禁漁。
弾が結構残っている。
その昔は鬼印の平玉火薬を仕込んだロケットや黄色い金属製モデルガン、巻玉式100連発銃で遊んだ世代なので、火薬のかほりが郷愁を誘う・・・
自宅近くで撃つには色々と問題があるので、こいつを撃つ為だけの目的で山に行こうか。