コールマン ピーク1 M226 アンレテッドランタン:メンテナンス編

KAZU@

2019年06月08日 10:10

サブランタンとして使用している226の具合が宜しく無い。

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2008/03/15




バルブを全開にしても暗く、頻繁に追加ポンピングしないと消えてしまう。

過去数回同様の症状になり、その都度ジェネレーターを取り外してガソリンストーブで赤熱するまで焼いてカーボンを飛ばしているのですが、今回は何度か焼いても症状が改善しない・・・

このランタンはバイクツーリング用として、1993年に当時仕事で長期滞在中だった北海道札幌の秀岳荘で購入したと記憶している。

このジェネレーターは2代目で、初代ジェネレーターは20年位前にメンテナンス中に誤って内蔵されているクリーニングニードルを折ってしまって交換。



ジェネレーターの先端をスパナで回す。



ノズル部分が外れます。



穴は塞がっていないので、不調の原因はジェネレーターの内部の詰まりだろう、



流石に寿命かなぁ・・・とも思ったのですが、ダメ元で各種ケミカル攻撃を実施。

まずは燃料用アルコールに浸す。



目立った汚れ落ち無し・・・これは効果が無いね。



次はネットでも良く見かけるキャブクリーナーに浸す。



多少汚れ落ちしたが、点火テストしてみると症状が改善されていない。



赤ガス由来成分が詰まっているとすれば、溶剤系は効果が高そうな気もするのだが・・・



それでは100円ショップ謹製の白い粉(後述)に漬け込んで・・・

超音波洗浄機攻撃!



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2015/12/06


内部の汚れが振動で外に出てくるのが判る。



今までのケミカルと比較すると圧倒的に汚れ落ちが良く、表面はピカピカ!



肝心の内部もそれなりにカーボンが落ちていると思うのだが、点火テストしてみるとやっぱり駄目だった。

うーん、これはジェネレーターじゃ無いのかも?

以前、タンク内部に赤ガスを入れたまま暫く放置していた事もあるのですが、バルブが原因か?



取り敢えず分解。



いつもの300mmモンキーレンチを用意。



226はタンクが小さいので手で押さえてもバルブが固くて回せないので、以前ハーレーのオイル交換の時にフィルターを外すのに使っていた特殊工具、オイルフィルターレンチを用意。



スチールベルトの内側に滑り止めのゴムが貼ってあり、一定方向に締め込むとレバーが梃子になって固定できる。



叩いたり、バーナーで炙ったりしなくても簡単にバルブが外せるし、取り付けにも使える。



あっさり外れました。



うーん、真っ黒だね。



先端中央に極細の穴が開いているのですが、これが詰まっているようだ。



Oリングは一度も交換した事が無いが、弾力もあるしまだまだ使えそうなコンディション。



写真中央部から分解できるはずなのだが面取りが無いのでスパナが使えない。



パイプレンチで分解。



外れました。



ここにも固定用の細いOリングが入っている。



全バラにしたところでパーツクリーニングとOリング交換。



再び100円ショップ謹製の怪しい白い粉(クエン酸)を用意。



ぬるま湯で溶かす。



超音波洗浄機出動。

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2015/12/06




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東芝 超音波洗浄器 MyFresh TKS-210

超音波洗浄機には水道水を入れて、白い粉を溶かした溶液を小型タッパーに入れてバルブを漬け込んだタッパーを浮かせる。



超音波の振動が水道水からタッパー、更にタッパー内部の溶液とバルブに伝わり、細かな汚れも落ちる。



汚れが落ちたらしっかり水道水で濯ぐ。



構造的には同年代のガソリンストーブ、550Bと同じ。



550B用に購入しておいたOリングとサイズが同じだった。



復活・・・と、思ったのだがトラブル発生!

次回、修理編に続きます。




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