今後少しづつ、私の手持ちのキャンプ用ランタンやストーブの類を紹介させて頂こうかと思うのですが、基本的にボロボロの中古品です。
ネットオークションでコレクションの対象として高額で売買されているようなアンティークは持っていませんし、特別な知識もありません。
専門家の方から見たらおかしな記述があるかも知れませんが御容赦下さい。
まずはハリケーンランプ。
上海光華※燈※光華牌245・・・読めないし書けない、PCで検索してもヒットしない謎のランプ・・・
1980年初頭、もしかすると1970年代購入の灯油ランプです。
近所のホームセンターで購入したはず。
エバニューブランドで販売されていたのかな?
上部リングを含まないランプ全高は約20cm。
キャンプではガソリンの加圧式ランタンをメインに使用していますが、最近灯油ランプの静粛性や燃費の良さなどの利点を見直していまして、今後利用率を上げる予定。
今でも同じデザインの製品が販売中。
何でも1800年頃には原型があったらしい・・・
ナイフと灯りは太古から人類の道具の基本ですね。
私の持っているこいつはドイツ辺りの製品の中国デッドコピー品。
結構造りはしっかりしています。
最近出回っている中国製より丁寧に作っている感じがするんですが。
生産は上海?
ランプ上部にMADE IN CHINAの刻印がありますが(熱で青い塗装が剥げています)、当時は中国製のオプティマスのコピーの灯油ランタンなんかもホームセンターで売っていたりしました。
現在はオプティマスじゃ無くてペトロマックスになってるけれど、いずれも昔から中国国内でコピー品を生産していたようです。
多分輸出用と言うよりは、中国国内では実用品だったのでしょう。
久し振りに点灯してみようかと思ったが、燃料が入って無い・・・
このタイプのランプは燃料タンクが密閉式では無く、芯の部分から燃料が気化するのでタンクは直ぐにカラカラ。
マンション暮らしなんで冷暖房は電気・・・昔は実家に石油ストーブがあったんだけれど、今はエアコン。
燃料は少しあれば良いのでガソリンスタンドで購入するのも気が引ける・・・と言う訳で防虫ランプオイルを利用。
私の手持ちの物とラベルが違う・・・ところでどの位保存が効くのだろうか?
長期保管だと変質が心配になるが。
ガソリンだと金属製容器にしか売ってくれないけれど、ペット容器でOKなのね。
まずはタンクのキャップを外します。
キャップは紛失防止の為にチェーン付き。
あまり目一杯入れない方が良さそう・・・
キャップをきちんと締める。
レバーを押し下げ、ホヤを上げます。
ワイヤーの針金を時計回りに回して芯を上げます。
ちなみにこの手のランプの大きさは芯のサイズで呼ぶみたいですね。(4分芯とか7分芯とか)
芯巾は約8mm。
これは2分芯になるのかな?
芯の先は焦げて真っ黒。
燃料が無くなる迄燃焼させると焦げるので燃料を切らさないように使うのがコツみたいです。
ハサミを使って上手くトリミングすると光量がUPするらしいのですが、いじった事無し。
着火。
レバーを上げてホヤを定位置へ。
芯を上げ過ぎるとススが出るばかりか光度も落ちるので、芯を下げて微調整します。
ハリケーンランプと呼ばれるのは室内用ランプと比較して風に強い為らしい。
試しに息を吹きかけた位では消えません。
光量はガソリンランタンとは比較にならないけれど、とにかく静かだ・・・うーむ、和む。
深夜のキャンプサイト、この灯りを眺めながらいつまでも静かに酒を飲んでいたい・・・
ガソリンの加圧式ランタンを長時間光量を絞って使っていると、不完全燃焼してジェネレーターが詰まり易くなる気がするんだが、こいつは構造が簡単なので故障知らず。
蚊取り線香替わりにもなるし、タンクが小さな割に燃費が良いので夏場のテントサイトの常夜灯としては最適。
ホヤがどうしてもススで汚れるのでマメにメンテナンスが必要です。
ランプ上部のリングを上に引っ張るとホヤがフリーになるので、この状態でレバーを下げるとホヤの上開口部が手前に向く。
ホヤの内部のススをティッシュで拭き取ります。
火口周りのメンテナンスをする場合はランプ上部のリングを引っ張った状態でホヤをキャップの反対側に倒します。
このブログを書くのに改めて灯油ランプをネットで色々調べたら、凄くディープな世界なのに驚愕。
コレクションにするような道具はなるべく買わないようにしているのだが、新しいのが欲しくなってしまった・・・1個持っていれば充分なんだが。
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