バックパッキング入門 芦沢一洋著

KAZU@

2008年04月27日 13:06

せっかくのゴールデンウイークだが、今年は諸事情によりテントを張りに行けず・・・

久し振りに書庫の整理をしていたら、捨てたと思っていたBACKPACKING バックパッキング入門が出てきた。



初版発行が昭和51年3月20日で、私が持っているのは昭和51年4月20日の第2版。



かれこれ30年以上も前の本である。

カラー写真のカバーが付いていたはずだがとっくに無くなっていて、ページが茶色く変色している。



購入当時は中学生で、掲載されている世界の逸品を指を咥えて見ているしか無かった。

繰り返し読み返したのでボロボロになっている。

久し振りに読んでみるが、流石に紹介されている道具は廃番になっていたり、メーカーによっては無くなってしまっているものが多いのだが単に道具の紹介にとどまらず、全編に渡って芦沢氏の自然に対する深い思い入れが語られている。

今でも内容が新鮮で全く古さを感じない。

機会があったら一読をお勧めします・・・もっともネットオークションだと高額で取引されているようなので復刻して貰えないだろうか?

高度成長期の真っただ中、30数年前にエコロジーについてこれだけ深く洞察した書は他に読んだ事が無く、小僧だった当時の私の心に深く刺さりました。



何しろ書き出しが『〈友〉たちへ』で始まっているのだよ。

掲載されている道具も懐かしい物ばかりだ・・・あれもこれも買っておけば良かったと後悔する事しきり。

・・・当時はお金が無かったからねぇ・・・まあ、今も状況はあまり変わらないのだが。


芦沢氏は既にお亡くなりになっています・・・合掌。




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