ハイウェイスター 大友克洋 作:断捨離

KAZU@

2018年04月15日 14:43

西暦2020年東京オリンピック・・・って、最初に言い出したのは誰か知っていますか。

不祥事を起こして辞めた、元都知事だろうって?

1982年に連載開始された「アキラ」の設定で、2020年東京オリンピック開催となっています。

参考リンク:AKIRA (漫画) - Wikipedia

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AKIRA 全6巻完結セット(KCデラックス)

これは偶然の一致のようですが、昔の漫画やアニメの予想した「未来」が現在どうなっているか見比べてみると面白いですね。

「金田のバイク」はセラミックツーローターの両輪駆動、コンピューター制御のアンチロックブレーキ、12000回転の200馬力、バックも可能となっていますが両輪駆動は兎も角、ABSは現在ではバイクでも一般的になりました。

今回紹介する昔のコミックは大友先生の初期作品。

ハイウェイスターです。



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ハイウェイスター (アクション・コミックス―大友克洋傑作集)

大友克洋傑作集1。



Wikiによれば単行本としてはショート・ピース(1979年、奇想天外社)に続く2作目。

参考リンク:大友克洋 - Wikipedia



1979年10月30日初版発行。
1983年8月5日45版発行。

ショートピースも単行本を持っていたはずだが、探しても見つからない・・・

短編集なので色々な話が入っているのですが、題名のハイウェイスターと言う作品は以前に御紹介した東本先生の短編でも同じプロットの作品があります。

2014/03/01


警官が見かけはポンコツ、中身はフルチェーンの車(単車)でストリートレースをして相手から金を巻き上げるというお話。

主人公の車はフロントウィンドウが無く、ドアが開かないので乗り降りはガラスの無い窓から。

ボディ側面にはペンキで「FIRE BALL」とかいてあります。

こんな車でランチャストラトスと峠でバトルして勝っています。

作中に絵素峠(カイソトウゲ?)というのが出てくるのでネット検索しても該当する場所は無し。

個人的には収録されている「天網恢恢疎にして漏らさず(漫画アクション増刊、1977年、7月27日号)」が好き。

参考リンク:大友克洋傑作集- Wikipedia

他にも大友作品が幾つか残っていた。

大友克洋傑作集2、さよならにっぽん。



これはアメリカで空手道場を開いた日本人が主人公のコメディー。



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さよならにっぽん (アクション・コミックス―大友克洋傑作集)

1981年7月16日初版発行。
1982年9月5日22版発行。



他の短編集として「彼女の想いで…(1990年、講談社)」



これには「FIRE BALL」と言う超能力物の短編が収録されていていて、あとがきにはこの作品が「童夢」と「アキラ」の元になっていると記載されています。



1990年4月23日第1刷発行。



そして「童夢」。



子供と老人、超能力・・・個人的には後の「アキラ」よりも好きな作品です。

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童夢 (アクションコミックス)

1983年8月18日第1刷発行、初版ですね。



当時、大友克洋フェアというのが実施されていました。

表紙の折り込み部分の応募券を送ると特製ポスターやオリジナルTシャツが当たるというので応募券を切り取った跡。



ちなみにハイウェイスターにも応募券が付いていて、両方送ったが何も当たらなかった・・・

そして以前御紹介した気分はもう戦争。



2014/06/07


背表紙部分が剥がれてしまった・・・



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気分はもう戦争 (アクション・コミックス)

1982年1月24日初版発行。
1983年5月10日11版発行。



他に「サルタン防衛隊」を持っていたはずだが、見つからない・・・

思い切って処分するか。





参考リンク:ヤフオク 大友克洋傑作集「ハイウェイスター」「さよならにっぽん」+「彼女の思いで・・・」+「童夢」+「気分はもう戦争」















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