2019年02月24日
MSR XGK Ⅱストーブ:メンテナンス編
個人的には2月は釣りもキャンプも完全にOFFにしています。
時間のある時に道具のメンテナンスをするか・・・
まずは最近キャンプに行く度に使っているXGK。
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YouTube:MSR XGK Ⅱの使い方&メンテナンス
火力調整が苦手なので湯沸かし以外の調理には向いていないのだが、炭火を熾したり
コールマンのヒーターを載せたり。
ちなみに最近の燃料チューブがフレキシブルなタンク分離型ガソリンストーブ、特にMSRのドラゴンフライとかオプティマスのNo.82 NOVA(ノヴァ)のようなバーナー近くに火力調整ノブがあるストーブではやらない方が良いよ。
まずはポンプのチェック。
ポンプは新旧持っていて、上が90年代中頃の物、下は現行。
旧型は予備として持っているけれど、新型購入後は安全性を考慮して使っていません。
使用中にガソリンが噴き出して炎上、樹脂が溶けた痕跡が残っています。
ストーブネタの時に繰り返し注意喚起していますが、絶対に室内で使わないように。
取り扱いに慣れていようが、充分注意して使っていようが、ある日突然火炎放射器の様に炎を噴き出し、周囲を丸焼けにするのがタンク分離式ガソリンストーブです。
特に可動部や接合部が多い最近のギミック満載機種は、例えキャンプ場でも子供が近くにいる時には使わない方が良いと思う。
まずはボトル接続部の赤いゴム部品、ポンプフェールボトルシールをチェック。
硬化やひび割れが無い事を確認。
旧型はOリングでしたが、新型は特殊形状のパッキンになっています。
旧型のOリングは規格品なので安価でしたが、ポンプフェールボトルシールは消費税込み432円と少々割高。
緊急時にはOリングで代用可能とも思えますが、旧型ポンプはOリングが加圧されても外側に広がらないように溝で押さえているので、新型ポンプには専用シールを使わないと危険。
分解する為にポンププランジャーを矢印1の刻印まで引き出す。
次に矢印2の方へ回して矢印3の方に抜くと外れる。
ポンププランジャーのリブが肉抜きしている所にボディーへの嵌め込み凸部が逃げるようになっています。
ちなみに取り付け時は回転させる必要は無く、押し込むだけ。
ポンプカップの劣化をチェックするが問題無さそうだ。
旧型の皮カップも予備として使える。
純正オイルを少量滴下して組み直し。
続いてチェックバルブを分解。
スプリングとゴムボールをチェック。
厳密には新型のシールはボールでは無く、短いコケシのような形状で径が小さく、旧型と互換性は無い。
内部を清掃してボール部に薄くオイルを塗布。
燃料バルブの真鍮パーツを外す。
バルブを分解してOリングをチェック。
綿棒で清掃、オイル塗布。
フェールチューブブッシングを分解。
MSR使いの作法として、チューブを差し込む前にチューブの先端を咥えて、舌先でレロレロして充分に湿らせてから優しく挿入してるのだが、この部分のOリングは特に傷つきやすいので頻繁に交換している。
オイルも塗布。
続いて本体、まずはフレームスプレンダーを外す。
変形や煤で汚れていないか確認。
ジェットを外す。
詰まりが無いか確認。
この機種以降は本体を上下に振るとジェットの穴を自動でクリーニングする機構が付いているのだが、こいつは手動で掃除する必要がある。
燃料チューブ内のケーブルを抜こうとするが固い・・・
クリーニングを兼ねてキャブクリーナーを吹き込む。
コールマンのジェネレーターもこんな感じで完全分解できれば半永久的に使えるのだが・・・
ワイヤーの汚れが酷い場合は専用工具の穴でしごくのだが、赤ガス使っているとそこまで汚れる事は無い。
パイプ内をキャブクリーナで良く洗浄してから組み立て直し、動作確認してメンテナンス終了。
これはスペアパーツ。
消耗品が少なくなってきたので補充しておくか。
専用パーツを購入。
さて、花粉症が一段落したら何処か出掛けるとしよう。
時間のある時に道具のメンテナンスをするか・・・
まずは最近キャンプに行く度に使っているXGK。
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2008/02/23
YouTube:MSR XGK Ⅱの使い方&メンテナンス
火力調整が苦手なので湯沸かし以外の調理には向いていないのだが、炭火を熾したり
コールマンのヒーターを載せたり。
ちなみに最近の燃料チューブがフレキシブルなタンク分離型ガソリンストーブ、特にMSRのドラゴンフライとかオプティマスのNo.82 NOVA(ノヴァ)のようなバーナー近くに火力調整ノブがあるストーブではやらない方が良いよ。
まずはポンプのチェック。
ポンプは新旧持っていて、上が90年代中頃の物、下は現行。
旧型は予備として持っているけれど、新型購入後は安全性を考慮して使っていません。
使用中にガソリンが噴き出して炎上、樹脂が溶けた痕跡が残っています。
ストーブネタの時に繰り返し注意喚起していますが、絶対に室内で使わないように。
取り扱いに慣れていようが、充分注意して使っていようが、ある日突然火炎放射器の様に炎を噴き出し、周囲を丸焼けにするのがタンク分離式ガソリンストーブです。
特に可動部や接合部が多い最近のギミック満載機種は、例えキャンプ場でも子供が近くにいる時には使わない方が良いと思う。
まずはボトル接続部の赤いゴム部品、ポンプフェールボトルシールをチェック。
硬化やひび割れが無い事を確認。
旧型はOリングでしたが、新型は特殊形状のパッキンになっています。
旧型のOリングは規格品なので安価でしたが、ポンプフェールボトルシールは消費税込み432円と少々割高。
緊急時にはOリングで代用可能とも思えますが、旧型ポンプはOリングが加圧されても外側に広がらないように溝で押さえているので、新型ポンプには専用シールを使わないと危険。
分解する為にポンププランジャーを矢印1の刻印まで引き出す。
次に矢印2の方へ回して矢印3の方に抜くと外れる。
ポンププランジャーのリブが肉抜きしている所にボディーへの嵌め込み凸部が逃げるようになっています。
ちなみに取り付け時は回転させる必要は無く、押し込むだけ。
ポンプカップの劣化をチェックするが問題無さそうだ。
旧型の皮カップも予備として使える。
純正オイルを少量滴下して組み直し。
続いてチェックバルブを分解。
スプリングとゴムボールをチェック。
厳密には新型のシールはボールでは無く、短いコケシのような形状で径が小さく、旧型と互換性は無い。
内部を清掃してボール部に薄くオイルを塗布。
燃料バルブの真鍮パーツを外す。
バルブを分解してOリングをチェック。
綿棒で清掃、オイル塗布。
フェールチューブブッシングを分解。
MSR使いの作法として、チューブを差し込む前にチューブの先端を咥えて、舌先でレロレロして充分に湿らせてから優しく挿入してるのだが、この部分のOリングは特に傷つきやすいので頻繁に交換している。
オイルも塗布。
続いて本体、まずはフレームスプレンダーを外す。
変形や煤で汚れていないか確認。
ジェットを外す。
詰まりが無いか確認。
この機種以降は本体を上下に振るとジェットの穴を自動でクリーニングする機構が付いているのだが、こいつは手動で掃除する必要がある。
燃料チューブ内のケーブルを抜こうとするが固い・・・
クリーニングを兼ねてキャブクリーナーを吹き込む。
コールマンのジェネレーターもこんな感じで完全分解できれば半永久的に使えるのだが・・・
ワイヤーの汚れが酷い場合は専用工具の穴でしごくのだが、赤ガス使っているとそこまで汚れる事は無い。
パイプ内をキャブクリーナで良く洗浄してから組み立て直し、動作確認してメンテナンス終了。
これはスペアパーツ。
消耗品が少なくなってきたので補充しておくか。
専用パーツを購入。
さて、花粉症が一段落したら何処か出掛けるとしよう。
2019年02月11日
オプティマス 123R スベア:動画編
先日のコールマン550Bに続いて123Rの動画を作成しました。
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YouTube:オプティマス スベア123Rの使い方&収納方法
スベア123Rは他のガソリンストーブと比較して構造が簡単なので、私の手持ちストーブとしては珍しくガソリン漏れによる火だるま炎上になった事はありません。
しかし、バルブをシールしているグラファイトパッキンはいずれ劣化してくるので、ある日突然使用中にガソリン漏れが発生するのは避けられないでしょう。
火災は無論、一酸化炭素中毒の可能性も高いので、絶対に室内で使わないで下さい。
又、123Rはコールマンのオプションパーツにあるようなヒーターを載せたり、風防で囲ったりするとタンクが過熱で膨張、変形、タンク内圧が高くなると給油口のリリーフバルブから可燃ガスが噴き出し危険です。
ちなみに最近メーカー純正以外のサードパーティーからストーブ用ヒーターが各種販売されているようです。
おそらく、コールマン純正だと暖房効果がイマイチなのでより高効率な物を・・・と、言う事なのでしょうが個人的には安易に手を出さない事をお勧めします。
ガスストーブにヒーターを載せて使っている方もいるようですが、周囲を巻き込む爆発事故になりかねません。
余り知られていませんが、一酸化炭素発生量が大幅に増えて死亡事故が発生する可能性もあります。
以前に家庭用のフライパンで、底部に熱吸収率を高める為にフィンが付いている物が販売されていたのを御存じの方はいますか?
エコフライパンという商品名で販売されていましたが、リコールで製品が回収されました。
燃焼器具のヘッド周りに障害物が有ると酸素の供給不足で完全燃焼しないので高濃度の一酸化炭素が発生する為です。
ヒーター以外にも自作やサードパーティー製のサイレントヘッドなどは同様の理由で使わない方が無難でしょう。
良く、一酸化炭素中毒の予兆として蝋燭の炎が黄色くなるとか、頭痛がするとか言われますが、以前に調べた実際の事故例では予兆無しでいきなり意識が無くなる事も多いようです。
一酸化炭素警報器なんて物も販売されていますが、警報器が作動した時には手遅れになっている事もあり得ます。
命は取り留めたとしても、重い後遺症が一生残ります。
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2019/02/03
YouTube:オプティマス スベア123Rの使い方&収納方法
スベア123Rは他のガソリンストーブと比較して構造が簡単なので、私の手持ちストーブとしては珍しくガソリン漏れによる火だるま炎上になった事はありません。
しかし、バルブをシールしているグラファイトパッキンはいずれ劣化してくるので、ある日突然使用中にガソリン漏れが発生するのは避けられないでしょう。
火災は無論、一酸化炭素中毒の可能性も高いので、絶対に室内で使わないで下さい。
又、123Rはコールマンのオプションパーツにあるようなヒーターを載せたり、風防で囲ったりするとタンクが過熱で膨張、変形、タンク内圧が高くなると給油口のリリーフバルブから可燃ガスが噴き出し危険です。
ちなみに最近メーカー純正以外のサードパーティーからストーブ用ヒーターが各種販売されているようです。
おそらく、コールマン純正だと暖房効果がイマイチなのでより高効率な物を・・・と、言う事なのでしょうが個人的には安易に手を出さない事をお勧めします。
ガスストーブにヒーターを載せて使っている方もいるようですが、周囲を巻き込む爆発事故になりかねません。
余り知られていませんが、一酸化炭素発生量が大幅に増えて死亡事故が発生する可能性もあります。
以前に家庭用のフライパンで、底部に熱吸収率を高める為にフィンが付いている物が販売されていたのを御存じの方はいますか?
エコフライパンという商品名で販売されていましたが、リコールで製品が回収されました。
燃焼器具のヘッド周りに障害物が有ると酸素の供給不足で完全燃焼しないので高濃度の一酸化炭素が発生する為です。
ヒーター以外にも自作やサードパーティー製のサイレントヘッドなどは同様の理由で使わない方が無難でしょう。
良く、一酸化炭素中毒の予兆として蝋燭の炎が黄色くなるとか、頭痛がするとか言われますが、以前に調べた実際の事故例では予兆無しでいきなり意識が無くなる事も多いようです。
一酸化炭素警報器なんて物も販売されていますが、警報器が作動した時には手遅れになっている事もあり得ます。
命は取り留めたとしても、重い後遺症が一生残ります。
2019年02月03日
コールマン 550B マルチフェールストーブ:動画編
キャンプ道具紹介動画、第3作目。
コールマンのマルチフェールストーブ550Bの紹介です。
YouTube:コールマン550Bマルチフェールストーブの使い方
私の手持ちのガソリンストーブの中でも最も使い勝手の良い1台です。
この先も長く使って行きたいと思うのですが、予備のジェネレーターが心細い。
台紙付きがガソリン用新品、剥き身の新しいのは550B725を購入した時に付属していた灯油用と思われる物。
黒く煤けたのは初代550Bで最後に使っていたジェネレーターです。
台紙付きのは初代550Bを復活させようと思った時に他の補修パーツと一緒に購入したので、10年位前に入手。
Coleman Fuelと書いてありますが、所謂青ガス用です。
裏に日本語で交換方法が記載されていますがコールマンジャパン純正品。
台紙には部品番号は550A971となっているが、550-2891がパーツ型式のようだ。
昔は550B用ジェネレーターは400系と比較して安く、在庫も豊富だったのだが現在では大抵のショップで欠品していて入手困難な模様。
この先の部品供給が不安ですな。
初代550B購入時に予備のガソリン用ジェネレーターを1本購入して沖縄の石垣島、与那国島、西表島を2カ月位かけてバイクツーリング&キャンプに持って行って毎日ビーチで赤ガス使っていたところ、最初のジェネレーターは1カ月で不調となり交換。
不調になったジェネレーターは焼いて再生を試みましたが、内部のクリーニング用ワイヤーが焼き付いて動かなくなったので廃棄。
写真の使用済みジェネレーターは交換した2代目だと思うのだが、ナットにはノッチが入っている。
本来ガソリン用はナットにはノッチが無いはず。
近い内に燃焼確認しようとは思っているのですが、これは灯油用をガソリンで使っていたのか???
ちなみに400系ピーク1のジェネレーターは今までに焼いて回復しなかった事が1度も無いので廃棄した事は無いのですが、550Bと同構造のピーク1ランタンも焼いただけではジェネレーター不調が完全には復活しないので、ランタン用の不調なジェネレーターを1本保管中。
関連記事リンク
近々ケミカル系で復活させてみる予定です。
コールマンのマルチフェールストーブ550Bの紹介です。
YouTube:コールマン550Bマルチフェールストーブの使い方
私の手持ちのガソリンストーブの中でも最も使い勝手の良い1台です。
この先も長く使って行きたいと思うのですが、予備のジェネレーターが心細い。
台紙付きがガソリン用新品、剥き身の新しいのは550B725を購入した時に付属していた灯油用と思われる物。
黒く煤けたのは初代550Bで最後に使っていたジェネレーターです。
台紙付きのは初代550Bを復活させようと思った時に他の補修パーツと一緒に購入したので、10年位前に入手。
Coleman Fuelと書いてありますが、所謂青ガス用です。
裏に日本語で交換方法が記載されていますがコールマンジャパン純正品。
台紙には部品番号は550A971となっているが、550-2891がパーツ型式のようだ。
昔は550B用ジェネレーターは400系と比較して安く、在庫も豊富だったのだが現在では大抵のショップで欠品していて入手困難な模様。
この先の部品供給が不安ですな。
初代550B購入時に予備のガソリン用ジェネレーターを1本購入して沖縄の石垣島、与那国島、西表島を2カ月位かけてバイクツーリング&キャンプに持って行って毎日ビーチで赤ガス使っていたところ、最初のジェネレーターは1カ月で不調となり交換。
不調になったジェネレーターは焼いて再生を試みましたが、内部のクリーニング用ワイヤーが焼き付いて動かなくなったので廃棄。
写真の使用済みジェネレーターは交換した2代目だと思うのだが、ナットにはノッチが入っている。
本来ガソリン用はナットにはノッチが無いはず。
近い内に燃焼確認しようとは思っているのですが、これは灯油用をガソリンで使っていたのか???
ちなみに400系ピーク1のジェネレーターは今までに焼いて回復しなかった事が1度も無いので廃棄した事は無いのですが、550Bと同構造のピーク1ランタンも焼いただけではジェネレーター不調が完全には復活しないので、ランタン用の不調なジェネレーターを1本保管中。
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2008/03/15
近々ケミカル系で復活させてみる予定です。