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2024年04月13日

Histar HSD200X 7.0:1 6+1BB Digital Electric Reel

数年前から通い始めた東京湾のサワラ釣り、昨年もキャッチ出来ませんでした。

何回かチャンスは有ったのですが、PEラインの高切れとかフックのポイントが甘くなっていてバラシとかマイナートラブルでランディングに至らなかった。

YouTube:東京湾【サワラ】釣り2023年11月4日林遊船さん【SLJ】


東京湾のサワラシーズンは夏から秋なのでしばらく狙いに行けません。

西湘サーフだと秋から冬にサワラ(サゴシ)が釣れるのでヒラメ狙いついでに釣れる事があります。

私が釣ったのは70cm止まりですが、メータークラスも釣れるかも?

色々調べて見ると、相模湾で冬にサワラを狙う遊漁船が有る事が判明。

東京都と違って深さが有るので、狙う水深は100m近くなる事が有るらしい。

アンバサダーで100mは辛いなぁ。

カウンター付きのリールじゃあ無いと釣りにならないんじゃなかろうか?

しかしねぇ、カウンター付きは結構お高いんですよ。

年に数回しか使わないリールに余り投資するのも如何な物か。

アリエクで怪しいチャイナリールを購入。



Histar HSD200X 7.0:1 6+1BB Digital Electric Reel

弟も欲しいと言うので2台買って見ました。



格安ハンドルを追加購入。



激安PEラインも買って見たのですが・・・



果たして使い物になるのか?



詳細は動画を御覧頂ければと思います。

YouTube:激安液晶カウンター付き中華リールHistar HSD200Xレビュー


  


Posted by KAZU@ at 18:00Comments(0)釣:リール

2024年03月09日

【Avail/アベイル】 ABU Cardinal/カーディナル3シリーズ用 NEW浅溝スプールCD340R

今年も渓流釣りが解禁になりました。



ついこの間禁漁になったばかりの様な気がしていたのですが、時間の経過が年々早く感じられる。

カーディナル用のスプールを購入。









数年前に買おうと思ったのですが生産中止、ネットで新型が販売されているのを発見、即買い。

純正スプールが経年劣化で白色化してしまったので代替。





アベイルは浅溝で下巻きしなくて良いだろうと思ったのですが。



変な凹凸がある・・・





詳細は動画を御覧頂ければと思います。

YouTube:【Availアベイル】 ABU Cardinalカーディナル3シリーズ用 NEW浅溝スプールCD340R購入レビュー


  


Posted by KAZU@ at 18:00Comments(0)釣:リール

2023年09月09日

ABUガルシアレボSPビースト2000SH

約20年ぶりにABUのスピニングリールを購入。



普段は渓流用の小型リールとしては、ABUのカーディナルと505/506を使っています。

YouTube:ABU505分解組立整備その1


特長としてはキャスト後手でベールを返さなくても直ぐに巻き取り可能でライントラブルが少ない事。

最近のアウトスプールのスピニングリールはオートベールが不完全でハンドルを回転させただけではベールが戻らない事も有る。

たまに見る釣り番組でも、メーカーの一流テスターがハイエンドのスピニングリールでテクニカルなキャストを決めているが、キャスト後ハンドルを巻く前に手でベールを返している事が多い。

40年以上前のリールの方が遥かに高性能だと思う。

しかしカーディナル33や500シリーズはPEラインとの相性が今一です。

PEラインが必要な釣りではアウトスプールのミッチェルの308Xを使っていたのですが酷使が祟ってあちこちガタが来てしまいました。

YouTube:疑似餌釣り回顧録:ミッチェルらしさの終焉【308X GOLD】とは


昨年から管釣り始めたのですが、PEの0.3号とか使えるリールがありません。

YouTube:管釣り初心者 山梨県小菅トラウトガーデンに甲斐サーモンを釣りに行く


まあ、カーディナルの700Uも持っているけど極小スプールでギア比が低いからニジマスがダッシュすると巻き取りが追い付かないしね。

そんな訳で小型スピニングリールを物色し始めたんですけど、ろくなリールが無いね。

個人的には道工のメンテナンスは趣味の一部だと思っているので自分で分解出来ない※※シールドッ!なんて使っているメーカーの製品は最初に除外。

もう1つの日本メーカーの製品は数年前にサーフのヒラメ用に1台買ったのが値段が高い割りには酷いポンコツだったので2度と買わない。

何しろ、突然ハンドルがロックされて糸が巻けなくなる。

どうも精密加工を意識し過ぎている様で、ハンドル周りに本来必要な遊びが無い為か僅かに砂を拾っただけで動かなくなります。

こんなものフィールドで使えないだろ?

水に浸けてから砂に埋めても、スプールを外して泥水で砂を落とせば普通に使えるリールを作って欲しい。

しかも数年たたずにラインローラーから異音が発生、ベアリング交換しようと思ったらローラーと1体の特殊な部品でバカ高い。

こんな不具合だらけのリールなのに取説には自分で分解せずにメーカーに有料でメンテナンスに出せと書いてある。

正直、20年前に4000円で買ったオクマの方がよっぽど使える。

まぁ、そんなわけで最近スピニングリールはペン一択だったのですが、ペンは小型のリールは今一適当な奴が無い。

YouTube:ペン スラマーⅣ 4500HG開梱&ファーストインプレッション


アリエクで聞いた事も無い新興メーカーのヘンテコリールを買っても良かったのですが、消去法でABUの新型を買って見ました。

レボSPビースト2000SH。



YouTube:AbuGarcia(アブガルシア)レボSPビースト2000SHレビュー


ABUも最近数年前に生産されたアンバサダーを2台貰ったのですが、これがABUかっ?ってビックリするくらい低品質な造りでした。

YouTube:ABUアンバサダー5600初代&D5FW比較、レベルワインド駆動ギア割れ修理


YouTube:ABUアンバサダー4500C(2012年製)初期調整&小改造Part1


最近は少し良くなっているらしいのでお試しです。

まあ、結果から言うとクオリティーはまずまず。

しかし、ABUらしさは殆ど無い。

フロントドラグとか、逆転ストッパーの廃止とか、軽量化とか、悪い所を日本メーカーに追従する事は無いと思う。









海外の通販サイト、例えばアメリカならバスプロショップス、ヨーロッパのウェンビー、中国のアリペイなんかを見ると売れ筋は聞いた事の無い新興メーカーにシフトしている。

他メーカーとの違いが無いと購入する理由が無くなる。

巻き心地とか部品の精度なんて他社でも真似出来る物は直ぐに追い越されるだろう。

そもそも、魚が釣れる釣れないとは全く関係ない物を付加価値だと思っているのは一部のユーザーだけだろう。

高品質な日本製品は高くても売れる!なんて過去の幻想です。

海外で日本製白物家電が全滅した教訓が活かされていない。

まあ、今後10年で釣り人口は半減するだろうから特色の無いメーカーは淘汰されてしまうだろう。

  


Posted by KAZU@ at 18:00Comments(0)釣:リール

2023年05月30日

Avail/アベイル】アブ用 ブレーキブロック ベークライト製 (4ヶ1セット)

久しぶりに中禅寺湖に行く事にしました。

今までに10回位行った事が有るけれど、最後に行ったのは30年以上前。

最近はレイクトラウトが釣れているらしい。

昔はレイクってトローリングでしか釣れないイメージで、私は岸釣りしかした事が無いけどブラウンとニジマスしか釣った事はありません。

レイクトラウト狙って見ますかね?

久しぶりにアンバサダーの5600Cと2500Cを使って見ます。



メカニカルブレーキのOリングが劣化してるので新品に交換。





手持ちの遠心ブレーキ用ベークライトブロックの大きなサイズが無い。





純正パーツを買おうと思ったがバカ高いので社外品を購入。



Avail/アベイル】アブ用 ブレーキブロック ベークライト製 (4ヶ1セット)



サイズは中と大。






上の2列は30年位前に購入した純正パーツ、小中大。



下の2列がアベイル製。

大は同じ様なサイズ感だけど中は太くて短いね。

小さ過ぎて手持ちの重量計では計測出来ないけど効きはどうだろう?

中を2500Cに装着。



5600Cには大を組み込む。



ベークライトのブロックはしばらく使って当たりが出ないとブレーキの効きが悪いから、いきなりフルキャストしない様に御注意。

YouTube:中禅寺湖で釣り&キャンプ2023年5月19日(金)その1


  


Posted by KAZU@ at 19:13Comments(0)釣:リール

2023年03月25日

香川塩ビ工業 Abu Garcia アブガルシア用 改造パーツ 特盛セット

近年始めた東京湾奥のライトジギング用にABUのアンバサダー4500Cを使用しています。



関連記事リンク


2012年製ですが、正直びっくりする位出来が悪い・・・

YouTube:ABUアンバサダー4500C(2012年製)初期調整&小改造Part1:Ambassador 4500C Initial adjustment & minor modification Part1


メッキパーツの下地処理が荒く、本来光沢が有るはずのクロームメッキが全ていぶし銀のような鈍い輝きになっていて、単に見栄えが悪いだけでは無くて回転摺動部品の動きが悪い。

特にレベルワインド周辺とスプールシャフトは念入りに磨いてようやくまともに使える様になりました。

それでもジギングで使うなら、フォールスピード向上の為にはもっと回転が滑らかな方が良い。

香川塩ビ工業 Abu Garcia アブガルシア用 改造パーツ 特盛セット(シム付) 4000番用を購入。


https://amzn.to/3yPbjlw

取り敢えずポン付けしてみましたが、ベアリングが5個も増えたのに回転はあまり変わらない。

まあ、完全にグリス抜いて低摩擦の潤滑剤使えばクルクル回る様になるんだろうけれど、実戦では1日釣りするからグリスもオイルも多めに使うからねぇ。

更に調整用シムがあちこち必要だったり、スプールを外すとベアリングが飛び出して後付けしたマグネットブレーキに張り付くとか、メリットを上回るデメリットが多数・・・

まあ、せっかく購入したので色々手を加えて使っています。

詳細は動画を御覧頂ければと思います。

YouTube:アンバサダー4500Cに香川塩ビ工業Abu Garcia アブガルシア用 改造パーツ 特盛セット4000番用を取り付けるPart1


  


Posted by KAZU@ at 18:00Comments(0)釣:リール

2022年10月01日

ABU505

渓流釣りもシーズン終盤。

今季も相変わらず殆ど釣れておらず、今のところキャッチしたのは僅かに2匹のみ。

しかも先日の台風以降は増水と濁りで釣りにならない。

今季も普通のルアーやアクションでは全く口を使わない気紛れなヤマメを相手に四苦八苦している訳ですが、メインで使っているカーディナル33の劣化が著しい。

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プラスチックのスプールが経年劣化で白っぽくなって来ました。

まあ、30年位使っているから仕方ないね。

当時新品を購入したのでスペアスプールも有るけどコンディションは似たり寄ったりです。

社外品を買うか?

何故だかカーディナルは今でも人気が有って、普通にカスタムパーツが入手しやすいのは有難い。

と、言う訳でカーディナルのスプール買うつもりでネット検索していたら、何故だかABU505を買ってしまいました。



カーディナルの予備機のABU506の部品取りに使えそうな手頃な価格の505を入札したらすんなり落札してしまった。



ちなみに中古の釣具を買うのは初めてです。

ABU506は私の手持ちで実働可能な一番古いリールで、かれこれ40年以上使っています。

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2010/04/17


購入時にスペアスプールが付属していたのですが長い年月の間に専用工具と共に紛失。

以前からスペアスプールが欲しかったのですがカーディナルと違ってカスタムパーツなど有りません。

部品取りが有ればカーディナルの代わりにABU506を気兼ねなくメインで使えます。

サイドカバーのシールが無いのと各部に傷が有るので他の入札が無かった様だが、私の506よりコンディションが良いんじゃないか?

オーバーホール。



ハンドルはアンバサダーのダブルハンドルを加工して取り付けました。







YouTube:ABU505分解組立整備その1


実釣。



うーん、全然使えるね。

YouTube:管釣り初心者 山梨県小菅トラウトガーデンに甲斐サーモンを釣りに行く


505はオートシンクロドラグじゃあ無いから506より使い勝手が良い部分も有る。

暫く505と506の2台体制で行きます。

  


Posted by KAZU@ at 18:00Comments(0)釣:リール

2022年04月30日

ペン スラマーⅣ 4500HG

昨年から始めた東京湾奥のブレードジギング用にロッドを購入。

関連リンク


YouTube:ジャクソン(Jackson)オーシャンゲート JOG 702L K OC 開梱&ファーストインプレッション


リールは手持ちで一番巻き取りスピードの早いスラマーⅢ3500を組み合わせて見たのですが、やはりメートル越えのリールが欲しい。

関連リンク


最初に購入を検討したのはペンのクラッシュHS。

しかし色々探したが在庫が無く、購入を断念。

諦め切れなくてネット検索していたらスラマーⅣのハイスピードモデルの在庫を発見。

即買い。



商品代金¥25607

送料¥1187.54

総額 ¥26794.54

2月1日に注文して2月22日に到着。

関税1400円と通関料200円の計1600円を現金払い。

トータルで28395円。

ちなみにバスプロシヨップスだと本体価格だけで279.99ドルなので為替手数料や送料を考えると1万円位安く買えたかな?

こんなに円安じゃあなければもっと安く買えただろうが、仕方がない。



Model NumberSLAIV4500HS
Ball Bearings8+1
Max Drag30 Lbs.
Reel Weight (oz)15=425.243グラム
Line Capacity10/320
Braid Capacity20/320
Recovery48" Per Turn=121.92センチ

ちなみにノスラマーⅢとⅣの違いですが、ベアリングがラインローラーとスプール基部に追加されたのと、ローターの軽量化位です。



個人的にはラインローラーにベアリングを入れるとメンテナンスが面倒になるのでいらない派なのですが、巻き取りスピードを考えると必要なのかもしれません。

防水性能はⅢとⅣで変わらず。



ギア比7:1なんてハンドルの巻き抵抗が重くて使い物にならないだろう?



と思う方々もいらっしゃると思いますが、ブレードジグのハイスピードリトリーブでも問題無いし、レギュラーサイズのシーバス程度であればゴリ巻きしても問題無し。

ちなみにスラマーⅢのレギュラーモデルだとギア比は6.2:1、3500番だとハンドル一回転当たりの巻き取り長さは94cmです。

Ⅲもハイスピードモデルが有って、色が赤金のツートンカラーだったのですがⅣはハイスピードも伝統の黒金。



私の持っているペンリール3機種。



スラマーⅢとⅣはあまり変わりませんが



30年位昔のスピンフィッシャーは流石に古さが目立つなぁ・・・まあ、これも現役なんですけどね。



PE1.2号を200m巻きました。



詳細は動画を御覧頂ければと思います。

YouTube:ペン スラマーⅣ 4500HG開梱&ファーストインプレッション


  


Posted by KAZU@ at 18:00Comments(0)釣:リール

2022年02月26日

AliExpress GIWNS Abu C3 C4 5600 rocket Chief-Chief

アリエクスプレスで怪しいリール用改造パーツを購入。



AliExpress GIWNS Discharge Alarm Discharge for Abu C3 C4 5600 rocket Chief-Chief-Chief-Luluya refit accessories

AUBのアンバサダー用ドラグクリッカーです。



値段はアリエクとしては高額?な約1500円。

手持ちのウルトラキャスト用に3セット購入。



詳細は動画を御覧頂ければと思います。

YouTube:ABUアンバサダー4500C(2012年製)初期調整&小改造Part4


更に強化ドラグを組込み。





これで東京湾奥SLJに出撃予定。



  


Posted by KAZU@ at 18:00Comments(0)釣:リール

2022年02月19日

Avail(アベイル) リール Microcast Brake CR2 mb_cr:改造編

アンバサダー4600Cに取り付けていたマグネットブレーキを4500Cに移設。



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東京湾奥SLJで使用予定なので使用ルアーが20gのプラグから60g超えのメタルジグ迄大幅に変わるのでブレーキの調整機能は必須です。

工具を使って分解しないと強弱の調整が出来ないのでカバーを加工してローレットネジを追加。





長年愛用している他のリールだったら穴を開けるなんて考えられないけど、貰ったばかりだし、色々造りが雑なので改造しました。



パーミングも問題無し。



試投に行きたいけど寒いしワクチン3回目も予約すら取れていないので様子見。



YouTube:ABUアンバサダー4500C(2012年製)初期調整&小改造Part3


  


Posted by KAZU@ at 18:00Comments(0)釣:リール

2022年02月12日

香川塩ビ工業82mmストレートショートコルク

久しぶりにリールの社外品ハンドルを購入。



香川塩ビ工業82mmストレートショートコルク。



ABUアンバサダー4500C用です。



同型のウルトラキャストは3台目ですが、初代のロイヤルエクスプレスのハンドルは柔軟性があって摘み易いのだが4600Cと4500Cのハンドルは硬質な樹脂性で固い。

4600Cはバス釣りに使っていたので気温が高い時は問題無かったのだが、今年は本流サクラマスに挑む予定なので低温時でも摘み易いハンドルが欲しい。

しかし、ハンドルって高いよね。

ちょっと良いなと思うと、下手なリールが買える位の値段がするのでびっくりした。

又、時代遅れのアンバサダーには今時の摘み部分が内側にオフセットしているタイプはスタードラグに干渉する。

摘みのピッチも余り大きいのはリールに合わない。

ギア比5.3:1のノーマルのままで使うつもりなのでピッチはノーマルの80mmから余り大きくしたくない。

以上の条件に合う希少なハンドルを購入。

ベアリングは入っていなくても良かったのだがベアリング入りでこの価格は安い。

取説とかは一切無しで謎のワッシャーと一緒に送られて来ました。

とりあえず取り付けて見る。



ハンドルの摘みはコルクで、オールドデザインのアンバサダーには合っていると思う。



詳細は動画を御覧頂ければと思います。

YouTube:ABUアンバサダー4500C(2012年製)初期調整&小改造Part2



  


Posted by KAZU@ at 18:00Comments(0)釣:リール

2022年02月05日

ABU アンバサダー 4500C サンセットオレンジ

昨年秋、弟からリールを2台貰った。

アンバサダーの5600 D5 FWと4500C。



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YouTube:ABUアンバサダー5600初代&D5FW比較、レベルワインド駆動ギア割れ修理


某釣具店廃業セールでワゴンで投げ売りされていたらしい。



5600はギアがイカれていて使用するのが憚られる様なジャンクリールだったが、4500Cは使えそう・・・?



スプールの回転、ハンドル操作やクラッチのON/OFFなど、兎に角動きが悪い。



YouTube:ABUアンバサダー4500C(2012年製)初期調整&小改造Part1


オーバーホールして各部品を確認、グリスを塗りなおしました。



それにしてもメッキパーツの下処理が荒く、メッキが薄いので本来鏡の様な光沢が有るはずなのに梨地仕上げの様になっています・・・

これでは動きが悪いのは当然です。

今後は各部の当たりを研磨、マグブレーキ取り付け&改良、ドラグクリッカーを取り付けで東京湾奥SLJ(スーパーライトジギング)で使用予定です。

YouTube:2022年1月22日(土)東京湾五目ルアー&太刀魚ジギング


  


Posted by KAZU@ at 18:00Comments(0)釣:リール

2021年11月22日

ABU アンバサダー5600 D5 FW

弟から使っていないリールを2台貰った。



ABUのアンバサダー4500Cと5600 D5 FW。

数年前に某釣具店の閉店セールでワゴンに積まれていたのを、安かったので使い道を考えずに適当に購入したらしい。

2台共未使用品。

4500CはフットNoが12から始まっているので2012年製造。

5600は14から始まっているので2014年製造か。

私の手持ちの一番新しいアンバサダーは1998年製造と思われる4600Cなので、15年程生産に開きが有るが4500Cの方は中身はウルトラキャストで4600Cと殆ど一緒だった。

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最初に購入したロイヤルエクスプレスが1992年製造なので、20年間以上同型モデルを生産し続けていた訳だ。

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ロイヤルエクスプレスがパーミングカップなのに4600Cでは波型サイドプレートと成り、4500Cではクラッチ操作がプッシュボタンになっている。

年々先祖帰りしてどうする?

一方5600は大幅に変わっていた。



私が最初に購入したアンバサダーは1977年製造の5600C。



この5600Cは私が購入した当時は最新式リールだった。

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深紅だったサムバーが白く変色していますが、今まで1度も故障した事は無い。

しかし、今回の新型?5600は未使用新品だと言うのにハンドルがスムーズに回らない。



ハンドル1回転で均等に3箇所引っ掛かりが有ります。

原因究明の為に分解しようとして、先ず感じるのはメンテナンス性の悪さ。

工具が無いとスプールも外せないリールなんてフィールドで使い物に成るか?

ギアユニットの固定ネジがローレットでは無く、マイナスになっている。

新型マグネットシステムが、絶対にバックラッシュしないと言う自信の現れなのか?



分解してみるとレベルワインドの駆動ギアが割れている。



ネットで検索してみると同様の不具合情報が複数見つかりました。



ヤフオクにはジャンク扱いでレベルワインド不動品が多数出品されている。



メインギアの回転を受ける樹脂性のヘリカルギアをレベルワインドを駆動する真鍮製の平歯車に圧入してあるけど、此は駄目でしょ。

多分ヘリカルギアの材質はナイロンだと思うのだが、ナイロンは吸水性が有って空気中の水分でも多少膨らむ事が有る。

又、嵌合もきつすぎる様で真鍮の軸に対して樹脂の穴径がかなり小さく出来ている。

これじゃあ割れるのは当然です。

真鍮と樹脂の歯車が空回りしない様に嵌合をキツくしたのだろうが、真鍮の軸にDカットして樹脂に回り止めするべきだったと思う。

うーん、部品注文するか?

でも、同じ部品が届いたら再び壊れるのは時間の問題だよな。

YouTube:ABUアンバサダー5600初代&D5FW比較、レベルワインド駆動ギア割れ修理


割れたギアの周囲をテープでキツく巻いて穴を紙ヤスリで慎重に大きくする。

真鍮のギアの軸部分にスコスコ入る位に穴を大きくして接着剤で固定。

未だ多少違和感は感じるが、とりあえず使えそうだ。

ちなみに駄目元で釣具店経由でパーツを発注してみたが、既に欠品で在庫無しとの解答でした。

多分、不具合続出して予備にパーツを複数買いしたユーザーも多かったので短期間で枯渇したのだろう。

長年ABUリールのファンでしたが、何だか信頼を裏切られた様な気がして非常に残念です。

他社製のリールと比較すると多少高価だが堅牢な造りで長期間使え、使い続ける事で愛着が湧き、所有する事に誇りが持てる・・・

ABUのリールって、そう言う物だと思っていましたが、時代の流れですかねぇ?

まあ、私の様に同じリールを何十年も使い続けるユーザーばかりだったら釣具メーカーは商売にならないだろうが。

私は古い物の方が良かった、と言うつもりは有りません。

例えば初代の5600Cですが、私の所有している物は問題無く使えていますがサムバーが割れる不具合が結構あったと聞いています。

しかし、不具合を不具合として放置せず維持改良を進めたからこそ現在ベイトキャスティングリールの多くにサムバーが装着されているのです。

5600D5FWは設計が新しいだけあって、リールフットはスプール側にオフセットしていて、大径スプールだがストレートハンドルに付けても収まりが良い。



クラッチを切るとレベルワインドとスプールの同調が無くなってスプールの回転がスムーズ。



マグネットも調整幅が広くてギアさえまともなら結構優秀なリールなのかも知れないのだが。

せめて割れたのが平歯車の方なら仕事で付き合いの有る金属加工業者さんにお願いしてワンオフでギアを作成する手も有るが、特殊な歯数のヘリカルギアを特注したら幾ら掛かるか判らない。

手持ちの他のアンバサダーと部品の互換性が有れば部品取りになるけど、スプール幅やフレーム構造が微妙に違っている。



レベルワインドギアは両端ベアリング支持なので2500Cとか4600Cに使えれば良いのだが、全く寸法が合わない。

唯一使えるのは安っぽい赤いハンドル位か?



  


Posted by KAZU@ at 17:00Comments(0)釣:リール

2021年10月24日

Avail(アベイル) リール Microcast Brake CR2 mb_cr

久しぶりにABUアンバサダー4600Cのメンテナンス開始。



今から20年位昔に近所の釣具店が廃業した時に閉店セールで格安購入した物。

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見た目はオールドアンバサダーですが中身はウルトラキャストです。

バス釣りに使っていたのですが、最後に霞ヶ浦に行ってからもう10年以上バス釣りに行っていません。



最後に使ったのは北海道キャンプ旅でロックフィッシュ狙いかな?



今年はとうとう一度も行け無かったけど、来年春は本流筋でサクラマスを釣るのに使おうと思っていた。

急にメンテナンスを開始したのは、弟から遊漁船での釣行に誘われたから。

何だかリールが火を吹く位のハイスピードで巻き続け無いと釣れない釣りをするらしいので、ギア変更。

市販品を買うと5000円以上するのでロイヤルエクスプレスのギアと交換。



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アンバサダーとしてはハイギアな6.3:1になりました。

スプールの直径が39㎜なので

3.9×3.14×6.3=77.15cm

うーん、これで火が出るだろうか?

ちなみにノーマルギアは

3.9×3.14×5.3=64.9㎝

プラグを投げる可能性も有るのでベアリングのシールドを外して普段グリスを塗ってある左側カバー内部のギアをオイルに変更。

スプールの回転が軽くなったが、これだけ軽いとバックラッシュが心配だ。

マグネットコントロールを装着。



Avail(アベイル) リール Microcast Brake CR2 mb_cr。





時間があればSM1600の時の様に自作マグネットチューンするのだが、市販品を買いました。

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今まではハンドル以外の社外製パーツを買った事は無かった。

流石に専用品だけあって良く考えられている。

芋ネジでマグネットとスプールの距離を変えられるので微妙な効き調整が出来る。

但しサイドカバーを外さないと調整出来ないし、六角レンチも必要だ。

船上でそんなことをやっていられないのでスプールを指で弾いて感で効きを調整した。

とりあえずリールのフレームから2㎜離した状態にセット。

サイドカバーを外す純正工具と六角レンチを財布に入れておく。

最近人気の東京湾サワラキャスティング船で出漁してきました。

YouTube:ABUアンバサダー4600Cをオーバーホールしてハイギア&アイベル製マグネットブレーキ組込作業


YouTube:2021年10月20日(水)林遊船さんで行く東京湾サワラキャスティングゲーム


  


Posted by KAZU@ at 18:00Comments(0)釣:リール

2020年10月18日

OLYMPIC LET'S GO 450 Mark III

久々に昔のリールネタです。



OLYMPIC LET'S GO 450 Mark III。



よろしければ動画も御覧ください。

YouTube:疑似餌釣り回顧録:サーフのヒラメ釣り用リール遍歴 オリムピックレッゴーマークスリー


トビウオマークが懐かしい。



1970年代に父親に買って貰ったものです。

当然メイドインジャパン。



最近のリールは逆転防止のストッパーの切り替えレバーが無いねぇ・・・



40年以上前のリールだけど、現在のリールとの違いはあまり無くて、



ハンドルは折り畳めるし、



サイドプレートのキャップを開けて、



ハンドルを左右に付け替えられる。



ギヤ比は1:5.2。



自重は570gと記載されていますが、ラインを巻いた状態で実測620g位。

最後に使ったのが25年位前、カレイの投げ釣りだったと思いますが5号位のナイロン糸が巻いてあったはず。



スプールには純正のエコノマイザーが付いていたと思います。

ライン押さえもオリムピック純正。



当時としては高級なボールベアリング2個使用。



当然ラインローラーにはベアリング無し。



ハンドルを回転させるとベールがリールのフットに当たってリターンするシステム。



スプールを外すとこんな感じ。



特筆すべきはドラグシステム。



OLYMPIC NEW DRAG SYSTEM。



ドラグ強度を数字で確認できる構造です。

こいつをグラスの投げ竿に取り付けて、釣り好きだった叔父や父親にヒラメを釣りに何度か房総へ連れて行って貰いました。



当時使っていた疑似餌。



ラパラはジョイントしか残っていなかったけど、当時はスタンダードなF9がメイン。



こいつは日本の伝統的な疑似餌。



漁船で飛行機や潜航板を使って青物を釣るのに使う奴。



ボディーは鳥の羽に半透明の魚皮が被せてあります。



これはナマズの皮を使った物。



ナマズの皮の下に当時の釣り雑誌に書いてあったヒラメ用のチューニングとして銀紙を挟んである。



ヘッドには貝殻が嵌め込んであります。



ちなみにこれらの疑似餌は軽いので、ジェット天秤を付けてリーダーの先に接続。

重いグラスロッドに全金属製のリールを付けて振り回すのは大人でも大変な作業ですが、当時高校生だった私は竿に振り回されていたんじゃないだろうか?

・・・当然、ヒラメは釣れませんでした・・・

  


Posted by KAZU@ at 22:47Comments(0)釣:リール

2020年04月01日

シマノ カルカッタコンクエスト BFS HG 左

新型コロナウイルス絡みでオーバーシュートとかロックダウンとか物騒になってきましたが皆様如何お過ごしでしょうか?

オリンピックも延期が決定。

個人的には1年位の延期では世界レベルで収束するとは思えないし、現在の商業主義のオリンピックに全く興味は無いので、潔く中止にしてコロナウイルス対策に全力を集中した方が広く日本国民の為だと思うのですが・・・

オリンピック関連施設で感染対策に流用出来そうな場所が幾つも有ると思うので、有効活用して頂きたいと思います。

選手村になるはずだったマンションとか、イベント中止のビッグサイトを軽症者の隔離施設にするとかはすぐに思い付きますが、他にも出来る事があるはず。

何れも先手を打って対策しなければならないのですが、政府の対応が後手後手なのが不安です。

今は個人で出来る唯一確実な対策、不要不急の外出自粛を何処まで頑張れるかに事態が収束出来るかどうかが掛かっています。

陽気が良くなって来ているので気持ちを抑えられない方も居るとは思いますが釣行やキャンプ、今は控えましょう。

今回のウイルスは金属やプラスチックの表面で数日間感染力が有り、潜伏期間が長いと言う特徴があります。

外出して誰にも会わず、何も触れない事が出来ますか?

これ位は大丈夫、と考えて外出する人が居る限り、いつまでも感染は収束しないのではないでしょうか。

個人的には例年であれば毎週末にヤマメを釣りに渓へ通っているシーズンです。

今年はロッドも新調して、気合が入っていたのですが、当分出撃出来そうにありません。

実は、昨年購入したものの殆んど実戦投入していないリールがあります。



カルカッタコンクエスト BFS HG 左




naturum


昨年、北海道釣行前に購入したのですがロッドが折れ、その後は大型台風の影響で殆んど使っていません。

個人的には、最近物を買う時に心掛けている事が3つ有ります。

1.使い捨てになる物は買わない。
2.コレクションになる物は買わない。
3.自分でメンテナンス出来ない物は買わない。

市役所に行くとピコ太郎のSDGsのプロモーションムービーがエンドレスで流れている御時世なので、1と2は今後も心掛けて行きたいと思うのですが問題は3です。

例えば車やバイクなど、既にブラックボックスが多くてセルフメンテナンス出来る部分が殆んどありません。

リールも同じ問題を抱えていて、一応メンテナンス用のオイルも同梱されていますが昔のアンバサダーなら完全分解出来るが、こいつは下手に弄ると調子が悪くなりそうだ。



ラインはフロロカーボン推奨だが、PEの0.6号を用意。



しかし、華奢なスプールだ。



回転バランスを崩さない様にラインを結ぶ。



ラインのマーカーを頼りに40メートルPEを巻く。



リーダーはフロロカーボン。



サムバー付け根の小さなレバーを動かすと、



サイドプレートが開く。



このギミックは面白いねぇ。

マグネットブレーキも細かな調整が出来るので、私の様に釣れないから頻繁にルアー交換するアングラーには向いている。



ドラグのクリック音がするのだが、こいつをフルに使ってやり取り出来る魚に出会えるかどうか・・・



一つ気になるのはクラッチ接続時のハンドルの重さ。



キャスト後の巻き始めに一瞬うっ?となるのだが、巻き取りが滑らかなので余計に重く感じられるのだろうか。



昨年数回しか実戦投入していないのだが、



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やはりショートロッドとの組み合わせでピンポイントを狙い打つ様な使い方が適している様だ。



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ラインもPEだとリーダーとの繋ぎ目が気になるのでフロロカーボンの通しに変更するか。



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YouTube:メジャークラフト ファインテール トレッキング&トラベラー FTX-B38/425UL+17 カルカッタコンクエスト BFS HG+ABU2500C フィッティング


それにしても、普通に釣りに行けるのは何時になるだろう?

  


Posted by KAZU@ at 11:54Comments(0)釣:リール

2019年03月10日

ABU カーディナル33:メンテナンス編

2019年渓流解禁!



早速近所の渓に出撃したのですが、開始早々リールの調子が悪い。

ハンドルを回してもベールアームが完全に戻らない・・・リターンスプリング折れですな。

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修理開始。



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ベイルの戻り具合から判断して、折れているのは2つあるリターンスプリングのどちらか片方。

取り敢えずラインローラーが付いていない側のネジを外す。



当たり!



スプリングの中央辺りから真っ二つに折れていた。

スペアパーツを取り出す。



スプリングは11165と11166の2種類あって、今回折れたのは11166の方。



取り付け方は人それぞれだと思うけれど、私の場合はまずベイルアーム側にスプリングをセット。



ローターのネジ穴に近付ける。



小型のマイナスドライバーでスプリング端をローターの溝に引っ掛ける。



引っ掛かったら指で押さえてねじ止め。



組立終わったら動作確認、問題無し。



ついでにサイドプレートを開けて内部もチェック。



グリスが黒いけど汚れている訳では無く、モリブデングリスだから。

最後に自分でフルオーバーホールしたのは3年位前かな?

個人的には古いリールは特に動作に問題が無ければ、なるべく分解組立はしない方が良いと思うよ。

柔らかなアルミボディーに固いステンレスのネジを使っているんで、毎年オーバーホールしていたら30年も使い続けられなかっただろう。

ラインローラーに給油。



ちなみに古いカーディナルをブログで拝見すると、もれなく改造されているけれど私の使っているのは部品欠品で止む無く交換したラインローラーのみ。

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無改造でも変なラインの巻き取りの偏りは無いし、ギヤの当たりも問題無く快調です。

ちなみに33より一回り大きなカーディナル44は30年近く前に北海道の猿払でイトウ釣りに30ポンドのPEラインを問題無く使っていたけど、カーディナルは古いリールなので基本的にPEラインは向いていない。

スプールを社外品に交換している人も多いみたいですが、ローターの精度が今時のリールとは比較にならないのでギャップが広い。



ここからラインが落ち込んでスプールシャフトに巻き付いたり、ローターやベール周りに突起が多くて巻き込む事が多いので、私は張りのあるナイロンかフロロのラインを使っています。

後はネットで見るとラインを巻き過ぎている人が多いかな?

スプールエッジギリギリまで巻くとくトラブルが多発するので、糸巻量は8割位までにした方が良いと思う。






  
タグ :渓流リール


Posted by KAZU@ at 10:10Comments(0)釣:リール

2018年01月06日

Penn Slammer III 3500(ペン スラマー3 3500):インプレ編

先日購入したPENN SLAMMER III 3500(以下SSV3500)のインプレです。



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参考リンク:PENN SLAMMER III SPINNING

外箱、黒字に紅白のPENNのロゴ。



オープン。



リール本体、取り扱い説明書、分解図、スプール調整用ワッシャ、交換用ハンドルノブが入っています。



金色に輝くハンドルとノブが目を惹きます。



箱には日本語表記もありますが、取説などは英文。



メーカーHPより仕様を転載。

・Full Metal Body, sideplate, and rotor
・CNC Gear™ technology
・IPX6 Sealed body and spool design
・Sealed Slammer® drag system with Dura-Drag™
・7+1 stainless steel bearing system
・Sizes 3500-5500 have automatic bail trip
・MONO CAPACITY YD/LB:480/4 360/6 285/8
・BRAID CAPACITY YD/LB:310/10 270/15 220/20
・BEARING COUNT:8
・MAX DRAG LB:30lb | 13.6kg
・GEAR RATIO:6.2:1
・RETRIEVE RATE37" | 94cm
・WEIGHT13.90REEL SIZE3500REEL
・HANDLE POSITIONRight/Left
・DRAG TYPEFront DragDRAG MATERIALDura Drag
・COLORBlack Gold
・ANTI-REVERSE FEATUREInstant Anti-Reverse

上記メーカーHPではベアリング数が7+1となっていますが、箱や取説には6+1と記載されています。

分解図を見るとハンドルノブに2個、ピニオンギアに2個+クラッチ1個、ドライブギアに2個で6+1が正解かな?

上記仕様で判り難いのはCNC Gear™ technologyですかねぇ?

機械加工でNCと言えば、一般的にはコンピュータによる数値制御(Numerically Control=NC)の事ですが、メインギアを真鍮の無垢材からワンピースで削り出していると言うのが売りなのかな?



後はSealed Slammer® drag system with Dura-Drag™ですが、「Slammer」と言うのは「監獄」と言う意味なので、ドラグ内部に水分の進入を防止している事と、Dura-Dragと言うのは分解図を見るとスプールの前後にドラグワッシャーが分散して収納されている機構の事のようです。

スカート内部に収納されたドラグワッシャはかなり大径の模様。

外箱には「極端なドラグ設定時も不安定になりにくい」と記載されていますが、ボディーサイズに比べて強力なドラグが搭載されているようです。

以前に御紹介したABUのカーディナル600U&700Uと同様の機構ですな。

ABUはスタミナドラグと言う名称でしたが、Dura-Dragも期待出来そうです。

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何時の日にか、コイツのドラグをフルに使うような大型座布団を釣ってみたいねぇ・・・

ちなみにチャイナメイド。



まあ、今時中国製を気にしていたらアップル製品なんか買えない訳ですが、仕上がりは気になります。

もっとも、昔のメイドインUSAも酷い物はありましたけどねぇ。

個人的には最近のメイドインジャパンも、過剰なコストダウンで信頼性が大幅に低下している気がします。

スプールの糸巻形状調整用ワッシャは2枚、厚さ違いが付属、変わった所で交換用ハンドルノブが付いて来る。



金色のノブは恰好は良いけど滑り易かったり、寒冷期は冷たかったりするので好みで交換するようにと言う事なのだろう。



取説には円錐形状のイラストが載っているが、3500用は摘まみ易いように扁平のデザイン。



現在、寒冷期の釣りでは指先がフルカバー出来るネオプレンのグラブを使用しているので当面は金属製ノブを使う予定・・・何よりデザイン上のポイントだからねぇ。

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今迄使って来たツインパワー、4500SSとの比較。



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まずは4500SSと並べてみる。



4500SSはグラファイトボディーと言う事もあるが、番手が一つ小さいSSV3500の方がやはりコンパクト。



ツインパワー4000HGとの比較。



横から見ると同じようなボリュームですが、上や下から見るとSSV3500のボディーのコンパクトさが判る。



ツインパワーはボディー外観に殆どネジが見えないデザインにする為に余分なカバーが付いているのだが、SSV3500はメンテナンス性重視でネジを隠すような装飾パーツは一切無く、サイドプレートを3カ所のネジで固定している。



ちなみに4500SSは同様にサイドプレートを4カ所のネジで固定しているので、ネジ数が減った分、メンテナンス性は向上していると言って良い・・・のか?

もっとも、4500SSのネジと比較してネジ頭が小さい。

デザインを考えて行くとこんな仕様になるのだろうがユーザーが着脱する所なので、径はもう少し太くして4500SSの様にネジを黒染めにすれば違和感が少ないと思うのだが。

本当は、以前PENNのConquer Spinning Reelsで採用していたEAS (Easy Access System)のように、ネジを1本外したらギアが剥き出しになるような構造が理想的。

ちなみに昔のABUやミッチェルは、コイン一枚でメンテナンス出来ました。

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多分、防水性能を確保するのにEASの採用は困難だったのだろう。



小まめに完全分解してベアリング洗浄・・・なんてメンテナンスをするのは日本人だけではないかと思うが、サイドプレートを開けて時々注油する位で10年位は何も問題無く使えるようでなければ実用品とは言えない。

ボディーはコンパクトに見えるが自重はラインを巻いた状態で約400g。



ツインパワーはスタンド付きで304g。



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もっとも423gの4500SSだって重くて使えないって事は無いからねぇ。



ボディーは勿論、サイドプレートやローターもアルミダイキャストにして、充分な耐久性と強度を持たせるとこの位の重量になると言う事だろう。



ツインパワーとスプールを比較。



直径は殆ど同じだが、若干SSV3500の方が短い。



スプール軸はSSV3500の方が細いので、糸巻量は殆ど同じ。

下巻無しでPE2号200mがきっちり巻けます。

ちなみに、付属のワッシャ無しで平行に巻けています。

スプールのスカート部分にはドラグ補助の時に指先で押さえ易いようにノッチが入っているが、穴は開いていないので内部に水や砂が入り難い。



青いグリスがベタ塗りされているのが気になるが・・・砂やゴミを拾わない様に予備スプールを入れるケースが必要だな。



ドラグノブは平型、4500SSと比較すると摘まみ難いがグラブを付けたままでも操作性は良好。



シャフトのネジ部も細目になっていないので感覚的に操作し易い。



ベールの通過位置も人差し指を避けるようにデザインされていて、厚手のグラブを装着しても当たらない。



スプールが伸び切った状態でベールを開閉してもクリアランスが充分ある・・・もっとも、ベールが極太なので変形する事は考え難いが。



ローラー部分もベアリングレスでメンテナンスし易く実用的。



特殊工具を使わなくても簡単に分解できる。



スプールシャフトにベアリングが付いてないのも良いね。



ちょっと気になったのがラインフック。



デザイン重視なのか?使い難そうだが・・・

バーゲン品のPEライン、1.5号を巻いてみる。



思ったより使い易い。



5号のフロロも問題無い。



絶対的な保持力は弱いが操作性が良く、一時的にラインを保持するには必要充分。

内部から別パーツで引き込むような凝った造りだ。



5500以下の機種はオートマチックベイルトリップが付いている。

個人的にはサーフで使うリールには、オートマチックベイルトリップは不要だと思っています。

ツインパワーはフルパワーで玉砂利海岸にプラグを叩き付けた事があるからねぇ。

購入前情報ではSSV3500にはカーディナルのようなフリクションベールが無いと思っていたのですが・・・

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ベールを開くとローターの回転が重くなる。

分解図を見るとローター後部の28Dと言うパーツがローターブレーキとなっていて、ベールをオープンした時の抵抗となるようだ。

ブレーキは結構強めなので、金属製で自重のあるローターの影響もあってハンドルの巻き始めは重いが、安心してフルキャストできる。

細部に渡って実用的な造りで、個人的には理想的な仕様。

不満があるとすれば、リールのフット形状とボディーとフットの接合部に穴が開いている事位かな?



この辺りのデザインをもっと重厚にして、コンクリートに落としたらコンクリートが欠ける位の強度があれば完璧。

実釣。



組み合わせるロッドは11フィートのショアガンだが、リールが適度に重いのでバランスは良好。

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ギア比は1:6.2でヒラメ釣りに使うにはもう少し低い方が良い気がするが、大型ハンドルのお陰か引き抵抗が大きなロングリップのプラグでも楽に巻き取れる。

シーズン終盤での投入で実際にドラグを使う機会が無かったが、今後は20年位はメインで使う予定。



久々にペンのリールを買ったが、日本のメーカーとは設計思想が全く違うのを改めて実感した。

PENNの開発チームは自社製品を自腹で購入して、何年も同一モデルを使い倒した上でユーザー目線の経験を開発に活かしているのだろう。

ベアリングの数の多さとか、自重の軽さなど、カタログスペックを重視していたらこんなリールは出来ない。

YouTube:ペン スラマーⅣ 4500HG開梱&ファーストインプレッション





  
タグ :ペンリール


Posted by KAZU@ at 10:10Comments(0)釣:リール

2018年01月01日

Penn Slammer III 3500(ペン スラマー3 3500):購入編

謹賀新年。

本年も宜しくお願い致します。




ここ2年程、サーフの釣りではシマノのツインパワーを使用していました。



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これまでの釣り人生、外国製リールばかりを使って来たので今や日本を代表する釣り具メーカーのリールを一度も使った事が無いのは如何な物か・・・と思って購入。

ちなみに今までヒラメ用リールとして使ってきたのはABUのカーディナル44、PENNの4500SS、オクマとカベラス。



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さて、ツインパワーですが使用中にハンドルが急に重くなって巻き取りが出来なくなるトラブルが頻発。

ハンドルは重いがローターは指で回るのでローターやギアが原因では無い。

ハンドルを緩めて飲みかけのペットボトルから水を掛けると回復する。

魚とタックルを並べて写真を撮る時には砂地を避けて玉砂利の上へ。



リールの本体が直接砂に触れない様に気を使っているのだが、何かの加減でハンドル周りに砂を噛んでしまうようだ。



リールスタンドを購入してみましたが、根本的な解決にはなりません。

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まあ、地面に竿ごとリールを転がして写真なんか撮るなよって話かも知れませんが、これ以上気を使って釣りをするのは不可能。

どうも私の様なガサツな釣り人がサーフで使うには、メイドインジャパンの超精密機械は向いていないようです。

今迄使っていた外国製リールでは各部に適度に遊びがあったので、多少砂が付いても動作不良等の問題は無かったのですがねぇ。

年末年始、一発大物の可能性があるのにタックルに信頼が置けないのは困る。

久々に4500SS出動。



スピンフィッシャーの3代目になるのかな?グラファイトボディーの奴です。

流石に25年も昔のリールなんでスムーズさとは無縁ですが、手持ちのリールの中でも信頼感はピカイチ。

但し、コイツの開発当時はPEラインが無かったので使用が考慮されてない。

柔らかなPEラインを使うとドラグノブやスプールの下に潜り込んでシャフトに巻き付いてしまう事がある。

又、頻度は少ないがメタルジグを使う事もあるが、逆転防止機構がラチェットの為ハンドルのガタが大きいのでリズミカルにシャクリ上げるような動作が苦手。

設計の新しい、現行のスピンフィッシャーV(5代目)を購入しようか・・・と思ってネット調査していた所、気になるリールを発見。

YouTubeの動画だが、ロッドに付けたリールを海水で濡らしてから砂に埋め、掘り出してから海水に漬けて洗浄、そのまま普通にハンドルを回している・・・ペンの新型か?



2016年販売開始のSlammer III。

型式やサイズ、価格から見るとスピンフィッシャーの上位機種らしい。

ブラックボディーに金色のハンドル・・・好いね!

ちなみに同様のreel sand test、他にはPENNのトルクとか他メーカーではZeeBaaS、Van StaalなどもYouTubeで見られる。

日本製ではシマノの動画は見つからなかったが、マグシールド付きのソルティガの動画があった。

同様のテストでも問題無く使えている・・・ように見える。

砂に埋めたらマグシールドが砂鉄だらけになるのでは?とか、Oリングと異なりマグシールドは水圧が掛かったら内部に海水が進入するのでは?等と疑問が残るがテスト後の分解シーンが無いので詳細は不明。

一方Slammer IIIはテスト後に現場で簡単に分解して中身に問題が無い事をチェック。

PENNのリールはイージーメンテナンスも美点の一つ。

さて、Slammer IIIを購入するとしてサーフでヒラメ狙いに使うならサイズは4500か3500。

10年前なら迷わず4500を買ったけど、4500SSが現役だし、最近体力低下が著しいので多少軽量な3500を買うか。

問題は購入方法。

日本国内だと現在ペンの正規代理店はピュアフィッシングだが、スピンフィッシャーVは5500以下のサイズは取り扱っておらず、Slammer IIIも販売していない。

やる気が無いねぇ・・・以前はナチュラムでもPENNリールを色々取り扱っていたのだが、現在は全てオーダー出来ない。



Slammer IIIは日本のアマゾンでも購入可能だが、価格は¥ 32,732 。

米国本国価格が$250位なので送料や為替レート、海外通販の手間を考えるとそんなに高額と言う訳でもないが・・・



久し振りに海外通販するか。

以前だったら釣り具は大抵カベラスで購入していました。

ジャパンサービスが充実していて色々融通が利いたので使い易かったのですが・・・3年程前からジャパンサービスが有料になってしまった。

昔と違って頻繁に海外通販で釣り具を買っている訳では無いから有料会員になるのはちょっとねぇ。

他にはバスプロショップスなどメジャーな通販会社もあります。

バスプロショップスも20年位前、一度紙のカタログが日本仕様になった事がありました。

本格的に日本市場進出かっ!と、思ったのだが何時の間にか無くなってしまった。

まあ、本国アメリカ価格と比較したら日本語カタログの価格が微妙に高くなっていたりして、殆どメリットが無かったからねぇ。

他には、以前からちょっと気になっていたのがTackledirectと言うショップ。

参考リンク:Tackledirect.com

ペンリールの取り扱い機種が多く、特筆すべきはスペアスプールが単品購入できます。

個人的にはリールにはスペアスプールは必須と思っています。

ちなみに手持ちの4500SSはカベラスで購入したと記憶していますが、昔はインターネットなんか無かったので春に自宅に送られてくる紙のカタログから商品を選定して封書でオーダーしていました。

当時のカタログはスぺアスプールが単品で載っていたんだよね。

残念ながら現在カベラスやバスプロショップスではネットでスペアスプールを購入しようと思ったらリペアサービスにオーダーしなければならないので大変面倒くさい。

Tackledirectはスプール単品オーダー出来る貴重なショップなのですが、Penn Slammer III用のスプールがリストに無い。

NEWモデルなのでサービスパーツが行き渡っていないのかな。

Penn Spinfisher Vのスペアスプールは3500用だと$34.95と手頃な価格。

Penn Spinfisher V SSV3500の本体価格が$139.95なので、送料入れても200ドルというお値打ち価格・・・ Spinfisher Vで良いかなぁ?

一瞬心が動いたのだが、「Penn Slammer III 」で検索するとグーグルのトップページにスポンサー枠でWaveinn.comというショップが出て来る。

ちなみに購入しようかと思っているPenn Slammer III 3500が約2万円!

カベラス、バスプロショップス、TackledirecもSlammer IIIの価格は 約$250なので、これはかなり安い。

リンクを開いてみると「貴方に推薦」などと怪しい日本語が見慣れないフォントで並んでいる・・・ああ、これはアカン奴だ。



以前に騙されかけた詐欺通販サイトと同じ匂いがする。

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価格が日本円表示なのも怪しい・・・

しかし、何で詐欺サイトがグーグルのスポンサー枠で表示されるのだろう?

念の為にネットで色々検索してみると、Waveinnと言うサイトはスペインの通販会社で、日本語のサイトの造りは「アレ」な感じだが普通に日本でも購入可能なようだ。

まずはトップページ。

参考リンク:waveinn.com/マリンスポーツ&フィッシング

リールのカテゴリーを選択。



「のブランドリール」から「リールPeen」を選択。



「Penn Slammer III」を選択。



カートに入れる。



バスケットを見る。

プロモーション・コードをお持ちですか?こちらにご入力下さい



試しに5%オフになるという「AD005 」を入力して「利用」を選択すると割引が適用された。



もう少し早く購入すれば、クリスマス限定の10%クーポンが使えたようだ・・・残念。

配送方法は日本郵便とDHLが選択可能。



日本郵便の通常配達は2週間程度掛かるみたいだが、海外通販の送料と考えると格安!

支払はクレジットカードを使用したが、ペイパルも使える。

翌日、受注完了と発送完了メールが来たが、日本語だ。



荷物をトラッキングしてみると、スペインのバルセロナから発送されてドイツ経由で日本へ向かっている模様。



さて、問題はスペアスプールの入手。

PENNのアメリカ本国のHPからパーツ販売のリンクを辿るとScott's Bait and Tackleで購入可能のようだ。

参考リンク:Scott's Bait and Tackle

分解図のパーツナンバー47-SLA3500 SPOOL ASSYMBLY。

価格が・・・$61.70!

結構良い値段だねぇ。

送料や為替レートを考えると1万円位掛かるのかな?

2万円のリールに1万円のスプールじゃあ割高だなぁ・・・

もう1台買っちゃえ!

予備機があれば、部品取りも出来るので長く使えるだろう。

ちなみに手持ちのスピニングは同機種複数持ちが多い。

到着。



DHLでオーダーしてから4日で到着・・・これなら国内のショップで購入するのと大差が無い。

梱包の外観は大き目のビニール袋で、中にはプチプチで巻かれたリールの箱が入っているだけの簡易包装。



黒字に紅白のPENNのロゴ。



オープン。



使用感等は後日。



リール代と送料以外に荷物受け取り時に代引きで輸入関税300円、輸入内国消費税700円、立替納税手数料(消費税込)1080円の計2080円が掛かりました。

もう1台は送料が格安な日本郵政でオーダーしたので後日到着したが、こちらは上記関税、消費税、手数料は掛かりませんでした。



国際郵便書留なので宅配BOXが使えないのが少々不便かな?

ちなみに日本郵政はオーダーから11日で到着。

もし、この記事を御覧頂いてWaveinn.comで何か購入するなら狙い目はセール品でしょう。

例えばSlammer IIIでもハイスピードタイプは安くありませんでした。



日本円の価格はスペイン本国価格とユーロの対円相場で決まっているのかな?日々変わるようです。

YouTube:ペン スラマーⅣ 4500HG開梱&ファーストインプレッション



  
タグ :ペンリール


Posted by KAZU@ at 10:10Comments(0)釣:リール

2016年03月05日

ミッチェル 308X GOLD:オーバーホール編

3月、渓流解禁!

今年は色々試してみたい事があるのですが、その一つはPEラインの使用。

比較的遠投して大き目のプラグに小刻みなトゥイッチを入れようと思うと、細いナイロンでは伸びが気になる。

現在使用しているABU506はピックアップピンのダメージが心配で使えない。

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2010/04/17


何しろ、予備パーツが全く無いからねぇ。

もう一台の渓流用リール、カーディナル33は購入当時にPEラインを試した事があるのですが、スプール周りからラインが落ち込んでシャフトに絡まるトラブルが多発したので以降ナイロンオンリーになっています。

カーディナル44はイトウ用にPEラインを使用していましたが、PEでも30ポンド以上だと問題ありません。

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そんな訳で昨シーズン末にPEラインを使う為、ベイトロッドを購入。

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今年は5月以降、稚鮎パターンでベイトタックルを使用する予定ですが、スピニングでもPEを試してみるか・・・

新規にリールを購入しようかと思ったのですが、特に欲しいリールも無い・・・そう言えばミッチェルが使えるかも?

久々に引っ張り出してきました。





こいつもメンテナンスした記憶が無いのでオーバーホールしてみます。

Mike's reelrepairに分解図があったので参考にリンクを貼っておきますが、殆ど需要が無いだろうなぁ・・・

https://www.mikesreelrepair.com/content/schematics/Mitchell_308x.pdf

まずはハンドルとスプールを取り外します。



側面のカバーを外します。



ネジは例によってセルフタップ、頭部はプラスとマイナスの組み合わせ。



ボディーサイズと比較すると大きなメインギアが顔を出します。



亜鉛ダイキャスト製、結構グリスは劣化していました。



スプールの前後運動はウォームギア、ガイドロッドも2本入っていて中々凝った設計です。



スプールの受けにはベアリングが入っている。



なんでもかんでも回転部分にベアリングを入れれば良いというものでは無いと思うんですが・・・本来、ボールベアリングは高速回転、軽荷重に適している。

魚が掛かった時に荷重が集中し、ドラグが動いた時だけ低速で回転するスプールの受けにベアリングを使うなんて何処のメーカーが始めたのだろう?



そもそもベアリングの幅と比較して格段に長いスプールの元端だけにベアリング入れても、先端の受けはドラグワッシャーなのでスプールが首振りする。

ベアリングはシャフトに圧入した真鍮のカラーに嵌っている。



ローター固定ナットの周り止めは専用のプレートをネジ止めしてある。



ローター固定ナット、先日オーバーホールしたオクマは逆ネジだったが308Xは普通のナットなので緩み止めに専用プレートを奢ったようだ。

モンキーで緩める。



スプールシャフトを固定しているネジを外す。



シャフトが抜けました。



ナットを外す。



ローターを分離。



ローターのメインギアとの勘合部には亜鉛がインサートされて強度を上げてあるようで、価格の割には凝った造りになっている。

ローター逆転のON/OFF切り替え部。



この辺もオクマと比較すると手が掛かっている。



ワンウェイクラッチのカバーを外すとベアリングが顔を出すが、これもオープンベアリングだ。



ベアリングを外すとローター逆転のON/OFF切り替え部の構造が良く判るが、コイルバネを2個使って真鍮のキャップで押す構造。



ワンウェイクラッチを分解したところ。



思ったよりグリスが少ないが、これはグリスでローラーを保持器に張り付けなくても組立可能な構造になっているからだろう。

メインギア周辺部品。



リアカバーを外す。



スプールを前後運動させるクロスギアの支持部は両端に小型のベアリングが入っていた。



残念ながらON/OFFレバーを固定している小型のネジ穴が舐めていて分解不能。



何故かクロスギアピンも抜けない・・・



已むおえずこの状態でパーツクリーナーを使用してグリスを落とす。



各部を清掃、脱脂。



組立時、ワンウェイクラッチには粘度の高いグリスを多目に塗りました。



オープンベアリングにもグリスをベタ塗り。



こいつもハンドルがやたらと軽く回り過ぎるので、キャスト時にハンドルノブの自重でローターが回転し易い。

グリスを多目にしたら、少しはマシになるかな?

ワンウェイクラッチのカバーはネジ穴部分が割れていた・・・



ローター部分の分解。



ミッチェルの408だと高速回転でローターのブレが気になる事もあったが、こいつはバランスが取れている。



ベイルのリターン部分は鋳物のパーツが使用されている。



ラインローラー部分もオープンベアリング入り。



ドラグノブを分解。



この部分も結構凝った造りで、ドラグノブのクリックはコイルスプリングとプランジャーを組み合わせてある。

スプールを分解。



この時期流行りだった?フェルト式ドラグ。



清掃後、組立。

ベイルリターンを色々調整してみたが、返りが良くならない。



不完全にベールが戻る事があって、ラインローラー部分が中指の第二関節に激突すると痛い。

やはり渓流用として使うには少々問題があるか。

止水だったらベールを左手で返せば良いんだけど、渓流だと着水と同時にラインスラックが取れないのは致命的。

今見ても、個性的なスプール交換システムは良いんだけどねぇ。



デザイン的にもミッチェルらしさが残っていて個人的には好きなリールなんですが人気が無かった。



独自路線を捨て、個性が無くなった現在のミッチェルには全く魅力が感じれらない。


  


Posted by KAZU@ at 10:10Comments(0)釣:リール

2016年02月27日

カベラス ソルトストライカースピニングリール SS-30:オーバーホール編

先日ツインパワーの記事を書く時に引き合いに出した廉価版リールを初めてオーバーホールしてみました。

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カベラス ソルトストライカースピニングリール SS-30。

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アメリカの大手通販会社、カベラスのオリジナルブランドです。

購入したのは10年位前、今でもマイナーチェンジして殆ど同じものが販売されています。

参考リンク
Cabela's Salt Striker® Spinning Reels


購入時は39.99ドル、現在の価格は59.99ドルに値上がりしてますな。

中身はオクマのEF30と同じ、海外通販でパーツの販売をしているMike's reelrepairに分解図が載っていたのでリンクを張っておきます。

https://www.mikesreelrepair.com/okuma-ef-20-30/

恐らく、日本国内で同系リールを使用しているユーザーは皆無だと思うので誰の参考にもならないでしょうが暇な方は最後までお付き合い下さい。

まずはハンドルとスプールを取り外し。



サイドプレートを外します。



組立に使われているネジの頭はプラスとマイナスを組み合わせたもの。



セルフタッピングネジなので繰り返し分解しない方が吉。

このままでもグリスアップは可能ですが、今回は全バラにしてみます。



この状態ではドライブギアが引き抜けなかったので、ローター固定ナットの緩み防止ネジを外す。



使用するスパナは幅12mm、ちなみにオクマブランドのEF30はローターのバランスを取るウェイト部分が張り出していて工具が入り難いのですが、こいつは改良されているようでスペースが広い。

ローター固定ナットは逆ネジになっています。



シャフトに付いているクリックギアとワッシャを抜きます。



オシューレーションシリンダーを固定しているネジを外します。



ネジが強く締め込まれていたので、ネジ穴のヘチの部分がシャフト側に食い込んでいました。



シャフトが抜けました。



オシューレーションシリンダーの裏側。



トランスミッションギアを外します。



重要な回転部品ですがベアリングは入っていません。



ようやくドライブギアが外れました。



ドライブギアは両端ベアリング支持になっています。

アンチリバースボタンは後部から差し込まれているだけで防水性は皆無。



ボディーは樹脂製。



ワンウェイクラッチ部分を分解します。



真鍮製のピニオンギア、ボールベアリング1個。



ワンウェイクラッチはローラー6個。



ボディー部分の分解完了。



ドラグが内蔵されているカーディナルと比較するとシンプルな部品構成です。

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2006年製造かな?



取り敢えずテッシュでグリスをふき取ります。



今回ベアリングなどはこいつで洗浄してみました。



メタノール76.6%、エタノール21.4%、イソプロパノール0.3%。



パーツクリーナーだと主成分はノルマールヘクサン、イソプロピルアルコール。



ビンに燃料用アルコールを入れて金属パーツを漬け込み、水を入れた超音波洗浄機へ。

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ボールベアリングを超音波洗浄すると傷付く事もあるらしいのであっさりと。

結構汚れが落ちています。



樹脂やゴム部品は溶剤は使わずに水を入れた超音波洗浄器へ。



分解出来ない細かな隙間から汚れが出てくる。



洗浄が終わったら組立。

オープンベアリングやギアにはグリスを塗布。



手持ちのモリブデングリスなので黒いですが汚れではありません。

シールドベアリングにはグリスを塗っても中まで入って行かないのでオイルをさしておきます。

次はローターやベイル周りを分解。



ラインローラーには小径のボールベアリングが2個も入っていました。

軽量な?樹脂製ローターのバランスを取る為かウェイト内蔵。



最後にスプールを分解。



ドラグの摩擦材はフェルト状。



アルコールで脱脂したらバラバラになりそうなのでそのまま再組立しました。

終了。



さて、ここまで見て何か気が付いた事はありませんか?

10ボールベアリングのはずなのですが、ドライブギアに2個、ピニオンギアに1個、ラインローラーに2個、ワンウェイクラッチのローラーベアリングを入れても6個しかありませんでした。

ちなみにオクマブランドのEF30も分解してみましたが構成は同じで、前記したリンク先の分解図を見てもボールベアリングは5個しか無い。

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もしかしたら分解できないハンドルノブ内に残りのベアリングが押し込んであるのかも知れないが。

まあ、ベアリング数が5個でも実釣上は全く問題無いんですけどねぇ。

何しろ、渓流用に使っているカーディナルとかABU506はボールベアリングは1個だけですから。



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2010/04/17

  


Posted by KAZU@ at 10:10Comments(0)釣:リール