2010年03月27日
ABU アンバサダー 4600C ロイヤルエクスプレス
リール紹介の続き、今回は漆黒の超特急!?
アンバサダー、ロイヤルエキスプレスです。

80年代に入り、日本製ベイトキャスティングリールの台頭によってシェアを奪われたABU社は、伝統的なアンバサダー5000シリーズの改良を始めました。
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日本製リールの特徴の一つに左サイドプレートがプレーンになっていてパーミングし易い事が挙げられます。
以前紹介したABUリール用の後付けパーミングカップは昔からあったのですが、後付けだとどうしてもボリュームが増えてしまいます。
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そんな訳で?ABUのパーミングモデルが次々とリリースされた訳ですが、私は80年代のABUリールは購入していないのでどのような物だったのかは良く知りません。
日本製リールに対抗する為にマグネットブレーキを搭載した非円形リールも色々リリースされたようですが、いずれも短命で人気が無く、かつてのアンバサダーの栄光を知る者としては寂しい思いをしていました。
私は90年代に入ると、以前紹介したアリーをランクル70に積んで琵琶湖に通い始めました。
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長浜近くの湖岸からカヌーで沖に出ると、水深5~10m位の所に広大なウィードエリアが広がっているポイントがあります。
そのポイントではディープダイブのクランクベイトを多用していたのですが、急速潜航させる為にはハイスピードのリールが欲しい。
バスプロショップスのセール品、確か50ドル位を通販購入。

4600Cと言う表記は有りませんが、5000番サイズのナロースプール、サムバー付き右ハンドル、ベアリング入りなので4600C相当と言う事になります。
まあ、現在のリールでボールベアリングが入っていない物は無いので、いつまでも形式末尾にCって付けるのもどうかと思いますが。
6.3:1と言うハイギア仕様(ABUとしては)なので大型のダブルハンドルに変更済み。

ERGO GRIPと名付けられた樹脂製の指置きが付いています。

確かにパーミングの時にしっくりしますが、レベルワインドにラインを通すとか汚れをふき取る時には邪魔になる。
リールフットは樹脂製!

軽量化とコストダウンなのでしょうな。
意外とチープ感は無く、堅牢。
リールフットの黒に合せたのか?
サムバー、

フレーム、

カバー、スタードラッグ、メカニカルブレーキ、ネジ、

レベルワインドのカバー迄全部黒い。

唯一シルバーなのはレベルワインド可動部のみ。
ここまで黒くしてしまうと、ラインが擦れて下地が出ると汚らしくなるからでしょうか?
ちなみにハンドルナットはマグサーボ用の黒い六角ナットを移植してありますが、ノーマルは黒い樹脂カップ。
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内部構造はウルトラキャストと言われるスプールとスプールシャフトが別体で、ハンドルユニットをフレームから外すとスプールシャフトがハンドルユニットに付いてくるタイプ。

旧アンバサダーしか知らなかったので、最初に分解した時は内部機構の変貌ぶりに驚きました・・・

今にしてみればギア比6.3:1と言うのはそんなにハイギアとは言えないのかも知れませんが、ABU4000系の大径スプールなのでハンドル一回転当りのライン巻き取り長さはかなりの物。
各部の軽量化の効果もあって、疲労し難いのも利点の一つ。
ライン無しの実測で267g、2500Cとほぼ同じ。
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樹脂パーツが多用されているとチープだって敬遠するユーザーもいますが、質実剛健な使えるリールだと思います。
例に寄って分解清掃しておきます。

以前紹介したSM1600Cはキャスト時にレベルワインドがフリーになりますが、こいつはレベルワインドは常にスプールと連動。
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メインギアの構成は旧アンバサダーと良く似ています。

クラッチの構成は大幅に簡略化。

ネットを見ると、ベアリングを加工したり交換したりするユーザーが多いようですが、私は基本的に3/8oz以下のプラグは使わないのでノーマルでも特に不具合は感じていません。
旧アンバサダーとの最大の違い、シャフトレススプール。

スプールを軽く回転させる事と同時にベアリング径を大きくして支持幅を狭くする事で強度UPも両立している。
これと比較すると旧アンバサダーの支持距離が離れた自動調整φ3ベアリングは頼り無く見えてしまう。
太軸スプールでナローボディーなので、フレームの狭さが強調される。

旧5000系と比較すると部品点数が少なく、整備性は良い。

旧5000ユーザーの中にはパーミングカップモデルやウルトラキャストシステムに辛口の方々もいらっしゃるようですが、個人的にはこの様な正常進化は大歓迎。
唯一不満なのはサイドプレートに巻き付けられた、キンキラのロゴ付きシール。

何だか昔の日本製リールのチープな装飾を思い出す・・・
まあ、取ってしまえばスッキリするのは判っているんですが、大昔に買ったミッチェル408のボディーに貼られた各シールを剥がしてしまって、後からちょっと寂しい思いをしたので考え中。
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控え目な刻印にしてくれれば、使い込む内に良い味わいを醸し出すようになると思うのだが。
樹脂製フットは軽量なだけでは無く、錆にも強い。
ハイスピードを活かして、今後は海で、ボートからのライトジギングにも使用予定。

アンバサダー、ロイヤルエキスプレスです。
80年代に入り、日本製ベイトキャスティングリールの台頭によってシェアを奪われたABU社は、伝統的なアンバサダー5000シリーズの改良を始めました。
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2010/03/20
日本製リールの特徴の一つに左サイドプレートがプレーンになっていてパーミングし易い事が挙げられます。
以前紹介したABUリール用の後付けパーミングカップは昔からあったのですが、後付けだとどうしてもボリュームが増えてしまいます。
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2008/05/11
そんな訳で?ABUのパーミングモデルが次々とリリースされた訳ですが、私は80年代のABUリールは購入していないのでどのような物だったのかは良く知りません。
日本製リールに対抗する為にマグネットブレーキを搭載した非円形リールも色々リリースされたようですが、いずれも短命で人気が無く、かつてのアンバサダーの栄光を知る者としては寂しい思いをしていました。
私は90年代に入ると、以前紹介したアリーをランクル70に積んで琵琶湖に通い始めました。
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2008/10/04
長浜近くの湖岸からカヌーで沖に出ると、水深5~10m位の所に広大なウィードエリアが広がっているポイントがあります。
そのポイントではディープダイブのクランクベイトを多用していたのですが、急速潜航させる為にはハイスピードのリールが欲しい。
バスプロショップスのセール品、確か50ドル位を通販購入。
4600Cと言う表記は有りませんが、5000番サイズのナロースプール、サムバー付き右ハンドル、ベアリング入りなので4600C相当と言う事になります。
まあ、現在のリールでボールベアリングが入っていない物は無いので、いつまでも形式末尾にCって付けるのもどうかと思いますが。
6.3:1と言うハイギア仕様(ABUとしては)なので大型のダブルハンドルに変更済み。
ERGO GRIPと名付けられた樹脂製の指置きが付いています。
確かにパーミングの時にしっくりしますが、レベルワインドにラインを通すとか汚れをふき取る時には邪魔になる。
リールフットは樹脂製!
軽量化とコストダウンなのでしょうな。
意外とチープ感は無く、堅牢。
リールフットの黒に合せたのか?
サムバー、
フレーム、
カバー、スタードラッグ、メカニカルブレーキ、ネジ、
レベルワインドのカバー迄全部黒い。
唯一シルバーなのはレベルワインド可動部のみ。
ここまで黒くしてしまうと、ラインが擦れて下地が出ると汚らしくなるからでしょうか?
ちなみにハンドルナットはマグサーボ用の黒い六角ナットを移植してありますが、ノーマルは黒い樹脂カップ。
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2010/03/21
内部構造はウルトラキャストと言われるスプールとスプールシャフトが別体で、ハンドルユニットをフレームから外すとスプールシャフトがハンドルユニットに付いてくるタイプ。
旧アンバサダーしか知らなかったので、最初に分解した時は内部機構の変貌ぶりに驚きました・・・
今にしてみればギア比6.3:1と言うのはそんなにハイギアとは言えないのかも知れませんが、ABU4000系の大径スプールなのでハンドル一回転当りのライン巻き取り長さはかなりの物。
各部の軽量化の効果もあって、疲労し難いのも利点の一つ。
ライン無しの実測で267g、2500Cとほぼ同じ。
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2010/03/07
樹脂パーツが多用されているとチープだって敬遠するユーザーもいますが、質実剛健な使えるリールだと思います。
例に寄って分解清掃しておきます。
以前紹介したSM1600Cはキャスト時にレベルワインドがフリーになりますが、こいつはレベルワインドは常にスプールと連動。
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2010/03/14
メインギアの構成は旧アンバサダーと良く似ています。
クラッチの構成は大幅に簡略化。
ネットを見ると、ベアリングを加工したり交換したりするユーザーが多いようですが、私は基本的に3/8oz以下のプラグは使わないのでノーマルでも特に不具合は感じていません。
旧アンバサダーとの最大の違い、シャフトレススプール。
スプールを軽く回転させる事と同時にベアリング径を大きくして支持幅を狭くする事で強度UPも両立している。
これと比較すると旧アンバサダーの支持距離が離れた自動調整φ3ベアリングは頼り無く見えてしまう。
太軸スプールでナローボディーなので、フレームの狭さが強調される。
旧5000系と比較すると部品点数が少なく、整備性は良い。
旧5000ユーザーの中にはパーミングカップモデルやウルトラキャストシステムに辛口の方々もいらっしゃるようですが、個人的にはこの様な正常進化は大歓迎。
唯一不満なのはサイドプレートに巻き付けられた、キンキラのロゴ付きシール。
何だか昔の日本製リールのチープな装飾を思い出す・・・
まあ、取ってしまえばスッキリするのは判っているんですが、大昔に買ったミッチェル408のボディーに貼られた各シールを剥がしてしまって、後からちょっと寂しい思いをしたので考え中。
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2010/04/03
控え目な刻印にしてくれれば、使い込む内に良い味わいを醸し出すようになると思うのだが。
樹脂製フットは軽量なだけでは無く、錆にも強い。
ハイスピードを活かして、今後は海で、ボートからのライトジギングにも使用予定。
Posted by KAZU@ at 10:10│Comments(0)
│釣:リール
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