2010年04月04日
ミッチェル 308X GOLD
今回紹介するのは最近迄販売されていた、伝統あるミッチェル300シリーズの後継機?
308X GOLDです。
00年代、海外通販購入品。
25年間愛用していたミッチェル408のギアが破損、修復不能となったので、90年代初頭にミッチェルがスパイダーワイヤーにOEMで出していた、ECP-10と言うリールを海外通販で購入して使っていました。
関連記事リンク
90年代は既に国産アウトスプールが全盛だったのですが、ECP-10はインスプール。
当時出始めのPEラインに対応するリールと言う事で、、ラインガイド近くのラインをスプリング付きのレバーで押さえるラインコントロールシステムを装備。
リールシャフトに柔らかなPEラインが絡まないようにスプールとローターの隙間に突起付きのワッシャーが入っているとか、カーボン製ベールアーム搭載と言う、ミッチェルらしい?ギミック満載の面白いリールでした。
・・・ちゃんとした写真が残っていないなぁ・・・
関連記事リンク
上半分が切れてしまっていますが・・・ボディーにスパイダーワイヤーのイラストが入っているのが判りますかねぇ?
後年色違いでミッチェルクォーツと言う名前で販売されていた事もあるようです。
ミッチェル408以外の小型スピニングリールは、カーディナル33も使っていたのですが、最新スピニングリールの回転のスムーズさとか、ライントラブルの少なさには目から鱗。
関連記事リンク
残念ながらECP-10はコンクリートの上に落としてしまって、頑丈な?カーボン製のベールアームが折れて廃棄してしまいました。
非常に気に入っていたので同じ物を購入しようと思ったのだが、全く人気が無かった様で僅か数年で廃番・・・
代わりのスピニングリールを購入しようと思って、例によってバスプロショップスのHPを物色していて目に付いたのが308X ゴールド。
●ギア比:5.66:1
●自重:280g
●ラインリトリーブ:72cm
●ボールベアリング:9個
●ローラーベアリング:1個
●糸巻量:(本体スプール・替スプール共に):0.2mm-200m
日本製ハイスペックリール並みに10ボールベアリング搭載。
まあ、正直10個もベアリングが必要なのか?と言う疑問も有りましたが、やはり使ってみないと評価は出来ないし、国産ハイスペックの方が物が良いだろうと言う推測もあったのですが、何と言っても値段が魅力的。
・・・安物買いの銭失い・・・
大抵は後悔する事になるのですが。
海外通販でリールを購入する時に困るのが、リールの大きさが良く判らない事。
BPSもカベラスも、リールのサイズは重量しか出ていないので糸巻量で目安を付けるしかありません。
数日後自宅に届いたのは前回紹介した408と殆ど同サイズ。
伝統の『308』を冠したリールなのでクラスが一緒と言う事か。
ミッチェルは伝統的にスプール交換が容易。
408もEPC-10もワンタッチでスプールが外れるようになっているのだが、308Xもスプールをちょっと捻るだけで交換可能。
スプールに穴の糸止め、ローター部分にも赤い樹脂製の糸止めが付いている。
見た目は兎に角、実用的な装備である。
スプール径は小さいが長さがあって、ハンドル巻き上げによる前後の振幅も早い。
結果としてラインのクロスする角度が大きくなるのでトラブルが少ない気がする。
EPC-10はドラグの滑り出しがイマイチだったのだが、308Xはドラグの微調整が効くので、細いラインでも安心してファイトが楽しめる。
ドラグワッシャはスプールでは無くスプール受けに入っている。
ステンレスのワッシャが4枚、フェルト製?の摩擦材が3枚入った本格派。
もっとも私は最新日本製リールを買った事が無い。
価格が何倍もする日本製ハイエンドであれば、当然もっと良いとは思うのだが。
巻き取り抵抗はベアリングが10個も入っているので当然軽く、インスタントアンチリバースの為カリカリ音がする事も無く、ローターのバランスも取れているので408の様にブルブル震える事は無い。
もっともベアリングが大量導入されていて駆動系の抵抗が少ないので、キャスティング時にベールを返した状態でカウンターバランスの無いハンドルが自重で下がると巻き始めにベールの戻りが重くなる。
昔の408は擦動抵抗が大きな上にハンドルが軽量で自重で回転する事は無かったし、インスプールでベールの返りが軽かったので、ストレス無くリトリーブに移れたのだが。
まあ、インスプールと異なりハンドルを回転させなくてもベールが手動で戻せるので、無意識に左手でベールを返している事も多い。
ハンドルの折り畳み方は408と同じになっている。
ハンドルは左右両方で使用可能。
ちなみにハンドルノブにもベアリングが入っていて一度回すと何時までもクルクル回転し続けます。
昔のミッチェルはコイン1枚でメンテナンス可能だったのだが、グリスアップするにはネジを4本外す必要がある。
カバーが樹脂製なのは仕方が無いとして、ネジがセルフタッピングと言うのは耐久性が問題。
付けたり外したりしていると短期間でネジが馬鹿になる可能性が・・・
70年代の408の繊細なピッチのギアと比較するとモジュールの大きなギアが顔を出す。
せっかく購入したのだが、最近は海釣りメインなのであまり使用頻度は高く無く、耐久性については未知数。
まあ、回転部分にもれなくベアリングが入っているので摩耗で壊れる所は少ないのでは無いかと思う。
デザインは好みが分かれるところだろう。
その昔、アンバサダーの金メッキシリーズを都内の有名釣具店で見た時には、神々しいばかりの高級感に圧倒された物だが、こいつは金メッキする事でかえってチープ感が漂うんだよねぇ。
70年代の日本製リールが無意味で派手な装飾を施していたのを、どうしても思い出してしまう。
何だか最近のミッチェル製品を見ていると、日本製より廉価な入門機がメインの様な気がする。
かつての先進性とか、独創性溢れる機構とかで他社を圧倒していた頃のミッチェルが復活する事は有るのだろうか?
関連記事リンク
308X GOLDです。
00年代、海外通販購入品。
25年間愛用していたミッチェル408のギアが破損、修復不能となったので、90年代初頭にミッチェルがスパイダーワイヤーにOEMで出していた、ECP-10と言うリールを海外通販で購入して使っていました。
関連記事リンク
2010/04/03
90年代は既に国産アウトスプールが全盛だったのですが、ECP-10はインスプール。
当時出始めのPEラインに対応するリールと言う事で、、ラインガイド近くのラインをスプリング付きのレバーで押さえるラインコントロールシステムを装備。
リールシャフトに柔らかなPEラインが絡まないようにスプールとローターの隙間に突起付きのワッシャーが入っているとか、カーボン製ベールアーム搭載と言う、ミッチェルらしい?ギミック満載の面白いリールでした。
・・・ちゃんとした写真が残っていないなぁ・・・
関連記事リンク
2008/11/16
上半分が切れてしまっていますが・・・ボディーにスパイダーワイヤーのイラストが入っているのが判りますかねぇ?
後年色違いでミッチェルクォーツと言う名前で販売されていた事もあるようです。
ミッチェル408以外の小型スピニングリールは、カーディナル33も使っていたのですが、最新スピニングリールの回転のスムーズさとか、ライントラブルの少なさには目から鱗。
関連記事リンク
2010/04/10
残念ながらECP-10はコンクリートの上に落としてしまって、頑丈な?カーボン製のベールアームが折れて廃棄してしまいました。
非常に気に入っていたので同じ物を購入しようと思ったのだが、全く人気が無かった様で僅か数年で廃番・・・
代わりのスピニングリールを購入しようと思って、例によってバスプロショップスのHPを物色していて目に付いたのが308X ゴールド。
●ギア比:5.66:1
●自重:280g
●ラインリトリーブ:72cm
●ボールベアリング:9個
●ローラーベアリング:1個
●糸巻量:(本体スプール・替スプール共に):0.2mm-200m
日本製ハイスペックリール並みに10ボールベアリング搭載。
まあ、正直10個もベアリングが必要なのか?と言う疑問も有りましたが、やはり使ってみないと評価は出来ないし、国産ハイスペックの方が物が良いだろうと言う推測もあったのですが、何と言っても値段が魅力的。
・・・安物買いの銭失い・・・
大抵は後悔する事になるのですが。
海外通販でリールを購入する時に困るのが、リールの大きさが良く判らない事。
BPSもカベラスも、リールのサイズは重量しか出ていないので糸巻量で目安を付けるしかありません。
数日後自宅に届いたのは前回紹介した408と殆ど同サイズ。
伝統の『308』を冠したリールなのでクラスが一緒と言う事か。
ミッチェルは伝統的にスプール交換が容易。
408もEPC-10もワンタッチでスプールが外れるようになっているのだが、308Xもスプールをちょっと捻るだけで交換可能。
スプールに穴の糸止め、ローター部分にも赤い樹脂製の糸止めが付いている。
見た目は兎に角、実用的な装備である。
スプール径は小さいが長さがあって、ハンドル巻き上げによる前後の振幅も早い。
結果としてラインのクロスする角度が大きくなるのでトラブルが少ない気がする。
EPC-10はドラグの滑り出しがイマイチだったのだが、308Xはドラグの微調整が効くので、細いラインでも安心してファイトが楽しめる。
ドラグワッシャはスプールでは無くスプール受けに入っている。
ステンレスのワッシャが4枚、フェルト製?の摩擦材が3枚入った本格派。
もっとも私は最新日本製リールを買った事が無い。
価格が何倍もする日本製ハイエンドであれば、当然もっと良いとは思うのだが。
巻き取り抵抗はベアリングが10個も入っているので当然軽く、インスタントアンチリバースの為カリカリ音がする事も無く、ローターのバランスも取れているので408の様にブルブル震える事は無い。
もっともベアリングが大量導入されていて駆動系の抵抗が少ないので、キャスティング時にベールを返した状態でカウンターバランスの無いハンドルが自重で下がると巻き始めにベールの戻りが重くなる。
昔の408は擦動抵抗が大きな上にハンドルが軽量で自重で回転する事は無かったし、インスプールでベールの返りが軽かったので、ストレス無くリトリーブに移れたのだが。
まあ、インスプールと異なりハンドルを回転させなくてもベールが手動で戻せるので、無意識に左手でベールを返している事も多い。
ハンドルの折り畳み方は408と同じになっている。
ハンドルは左右両方で使用可能。
ちなみにハンドルノブにもベアリングが入っていて一度回すと何時までもクルクル回転し続けます。
昔のミッチェルはコイン1枚でメンテナンス可能だったのだが、グリスアップするにはネジを4本外す必要がある。
カバーが樹脂製なのは仕方が無いとして、ネジがセルフタッピングと言うのは耐久性が問題。
付けたり外したりしていると短期間でネジが馬鹿になる可能性が・・・
70年代の408の繊細なピッチのギアと比較するとモジュールの大きなギアが顔を出す。
せっかく購入したのだが、最近は海釣りメインなのであまり使用頻度は高く無く、耐久性については未知数。
まあ、回転部分にもれなくベアリングが入っているので摩耗で壊れる所は少ないのでは無いかと思う。
デザインは好みが分かれるところだろう。
その昔、アンバサダーの金メッキシリーズを都内の有名釣具店で見た時には、神々しいばかりの高級感に圧倒された物だが、こいつは金メッキする事でかえってチープ感が漂うんだよねぇ。
70年代の日本製リールが無意味で派手な装飾を施していたのを、どうしても思い出してしまう。
何だか最近のミッチェル製品を見ていると、日本製より廉価な入門機がメインの様な気がする。
かつての先進性とか、独創性溢れる機構とかで他社を圧倒していた頃のミッチェルが復活する事は有るのだろうか?
関連記事リンク
2016/03/05
Posted by KAZU@ at 10:10│Comments(0)
│釣:リール
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。