2017年11月21日
minolta(ミノルタ) HI-MATIC F(ハイマチックF):断捨離
今回の断捨離ネタは、私が最初に買ったカメラ。
ミノルタ ハイマチックF。
ミノルタのレンジファインダーコンパクトカメラです。
桂三枝師匠がTVのコマーシャルで、「かーるい かーるい かーるい ハイマチックF!」と言っていました。
確かに軽い。
大きさの比較。
今時のデジカメと比較したら当然大きいが、以前紹介した6×6蛇腹カメラよりはコンパクト。
関連記事リンク
1972-1974製造。
当時の価格は21,300円だったらしい。
ちなみに1972年の大学初任給が52,700円というデーターがあったので初任給の半額以下ですが、子供が持つのにはかなりの高額商品だった事が分かります。
私の母親は北陸地方の出身で、兄弟が多かった。
小学生高学年のある年、正月に叔父さん叔母さんたちから頂いたお年玉を全額使っても足りなかったので、不足分を親に出して貰った。
各部のチェック。
フラッシュマウント部にシリアルナンバーが刻印してある。
ちなみに黒い汚れが付いているが、これはマジックインキで名前が書いてあった名残。
巻き上げレバー近くに小さな窪み。
側面のプラグを抜くとシャッターのシンクロタイミング差し込み口になっている。
シャッターレバーとシャッターは問題無し。
レンズ根元のセルフタイマーも完動。
ピント合わせとガイドナンバーリングの回転も滑らか。
フィルム巻き上げレバーを引っ張ると裏蓋が開く。
ボロボロになった純正ケースを捨ててカメラ単体で保管していた為か、案外状態は良さそうに見えるが、モルトと言うのだろうか、露光防止の細いクッションは交換が必要だろう。
裏からレンズを見ると、僅かに汚れが見られる。
本体底部に黒い長方形の蓋がありますが、これは電池の収納部。
HM-N型水銀電池を2個使用するのですが、この電池はもう手に入らないので専用に市販されているアダプターを使用するか、片方に電気を流すスペーサー(アルミホイルを丸めたものなど)を入れ、もう片方にボタン電池のLR44を2個重ねで使われている模様。
LR44を買って来た。
2個重ねてガムテープで側面を止め、丸めたアルミホイルと共に電池入れに収納。
背面。
右上に赤い小さなボタンがあり、こいつがバッテリーチェッカーになっている。
本来は、ボタンを押すとシャッター横の赤いランプが点灯するのだが無反応。
試しにシャッターを半押しすると、
手振れ警告灯が点灯。
暗い場所でファインダーを覗いた状態でシャッターを押すと視界右上に丸く赤い手振れ警告も確認できる。
裏蓋を開けた状態で灯りに向けてシャッターボタンを押すとシャッターが開くのが見えるので、バッテリーチェッカーのスイッチに不具合があるようだ。
もっとも、35mmフィルムで実際に撮影、現像してみないと普段使い出来るコンディションかどうかは分らない。
フィルム感度はレンズ外周のダイヤルで調整する。
レンズフィルターはKenkoのスカイライトが付いている。
ちなみに、メーカー純正フィルターも紫外線吸収用のUV、白黒フィルム用Y-48、昼光用カラーフィルター80B、光量減少用NDの4種が各1000円で販売されていた・・・随分と記憶が良い?
当時の取り扱い説明書が取ってある。
ネットで検索してみたが、他にハイマチックFの取説を見つける事が出来なかった。
ハイマチックFは近年書籍で取り上げられたりしている様で、結構残存オーナー各位もいるらしい。
ミノルタ(現:コニカミノルタ)は既にカメラ事業から撤退。
アフターサービスはケンコー・トキナーが引き継いでいて、PDFで昔のカメラの取説を公開しているのだがハイマチックFの取説は見当たらない。
PDFをメーカーにメールで送って公開して貰おうかとも思ったが、連絡先が不明。
取説を見たいと思う現オーナー各位もいるかと思いますが、流石にスキャンデーターをそのまま掲載するのは問題がありそうなので止めておきます。
さて、コイツの処分だが・・・久し振りに触っていたら手放すのが惜しくなって来たが、個人的にはどう考えても今後35mmフィルムのマニュアルフォーカスカメラを普段使いするようになるとは思えない。
バッテリーチェッカーの不具合はネット情報で見る限り私でも修復が可能のように思えるが、自分で手を入れてしまったら処分できなくなりそうだ・・・
出品。
参考リンク:ヤフオク ミノルタ ハイマチックF:minolta HI-MATIC F
入札が無かったら、自分で修理してみるか・・・
ミノルタ ハイマチックF。
ミノルタのレンジファインダーコンパクトカメラです。
桂三枝師匠がTVのコマーシャルで、「かーるい かーるい かーるい ハイマチックF!」と言っていました。
確かに軽い。
大きさの比較。
今時のデジカメと比較したら当然大きいが、以前紹介した6×6蛇腹カメラよりはコンパクト。
関連記事リンク
2017/11/19
2017/09/10
1972-1974製造。
当時の価格は21,300円だったらしい。
ちなみに1972年の大学初任給が52,700円というデーターがあったので初任給の半額以下ですが、子供が持つのにはかなりの高額商品だった事が分かります。
私の母親は北陸地方の出身で、兄弟が多かった。
小学生高学年のある年、正月に叔父さん叔母さんたちから頂いたお年玉を全額使っても足りなかったので、不足分を親に出して貰った。
各部のチェック。
フラッシュマウント部にシリアルナンバーが刻印してある。
ちなみに黒い汚れが付いているが、これはマジックインキで名前が書いてあった名残。
巻き上げレバー近くに小さな窪み。
側面のプラグを抜くとシャッターのシンクロタイミング差し込み口になっている。
シャッターレバーとシャッターは問題無し。
レンズ根元のセルフタイマーも完動。
ピント合わせとガイドナンバーリングの回転も滑らか。
フィルム巻き上げレバーを引っ張ると裏蓋が開く。
ボロボロになった純正ケースを捨ててカメラ単体で保管していた為か、案外状態は良さそうに見えるが、モルトと言うのだろうか、露光防止の細いクッションは交換が必要だろう。
裏からレンズを見ると、僅かに汚れが見られる。
本体底部に黒い長方形の蓋がありますが、これは電池の収納部。
HM-N型水銀電池を2個使用するのですが、この電池はもう手に入らないので専用に市販されているアダプターを使用するか、片方に電気を流すスペーサー(アルミホイルを丸めたものなど)を入れ、もう片方にボタン電池のLR44を2個重ねで使われている模様。
LR44を買って来た。
2個重ねてガムテープで側面を止め、丸めたアルミホイルと共に電池入れに収納。
背面。
右上に赤い小さなボタンがあり、こいつがバッテリーチェッカーになっている。
本来は、ボタンを押すとシャッター横の赤いランプが点灯するのだが無反応。
試しにシャッターを半押しすると、
手振れ警告灯が点灯。
暗い場所でファインダーを覗いた状態でシャッターを押すと視界右上に丸く赤い手振れ警告も確認できる。
裏蓋を開けた状態で灯りに向けてシャッターボタンを押すとシャッターが開くのが見えるので、バッテリーチェッカーのスイッチに不具合があるようだ。
もっとも、35mmフィルムで実際に撮影、現像してみないと普段使い出来るコンディションかどうかは分らない。
フィルム感度はレンズ外周のダイヤルで調整する。
レンズフィルターはKenkoのスカイライトが付いている。
ちなみに、メーカー純正フィルターも紫外線吸収用のUV、白黒フィルム用Y-48、昼光用カラーフィルター80B、光量減少用NDの4種が各1000円で販売されていた・・・随分と記憶が良い?
当時の取り扱い説明書が取ってある。
ネットで検索してみたが、他にハイマチックFの取説を見つける事が出来なかった。
ハイマチックFは近年書籍で取り上げられたりしている様で、結構残存オーナー各位もいるらしい。
ミノルタ(現:コニカミノルタ)は既にカメラ事業から撤退。
アフターサービスはケンコー・トキナーが引き継いでいて、PDFで昔のカメラの取説を公開しているのだがハイマチックFの取説は見当たらない。
PDFをメーカーにメールで送って公開して貰おうかとも思ったが、連絡先が不明。
取説を見たいと思う現オーナー各位もいるかと思いますが、流石にスキャンデーターをそのまま掲載するのは問題がありそうなので止めておきます。
さて、コイツの処分だが・・・久し振りに触っていたら手放すのが惜しくなって来たが、個人的にはどう考えても今後35mmフィルムのマニュアルフォーカスカメラを普段使いするようになるとは思えない。
バッテリーチェッカーの不具合はネット情報で見る限り私でも修復が可能のように思えるが、自分で手を入れてしまったら処分できなくなりそうだ・・・
出品。
参考リンク:ヤフオク ミノルタ ハイマチックF:minolta HI-MATIC F
入札が無かったら、自分で修理してみるか・・・
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