2022年06月19日
コールマン遠赤ヒーターアタッチメント:検証編
昨年末のおっさん集結キャンプで久しぶりにコールマンの遠赤ヒーターを使いました。
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偶々メンバーのI氏も持って来ていて、I氏は黒い400A、私は茶色の400に装着して色々話しをしていた所このヒーター、全然暖かく無いよね?と言う話しになりました。

私はかれこれ20年位前、このヒーターが販売され始めた直後にワカサギの穴釣りに良さそうだと思って購入。

その後寒冷期のキャンプでも何度か使っていたのですが、最近は出番が有りませんでした。

使わなくなった理由の1つは一酸化炭素中毒の危険性が高いから。
過去記事でも何回か注意喚起していますが、ストーブの炎を遮ると燃焼が上手く行かず、短時間で大量の一酸化炭素が発生します。
例えばリコールされたエコフライパンと言うのが有るので気になる人はネットで検索してみて下さい。
参考リンク:消費者庁リコール情報「杉山金属の「高熱効率鍋エコラインシリーズ」 (2001年~2015年に販売) - 交換/回収」
他には案外嵩張るので収納性が悪いと言うのもあるけど、使わなくなった一番の理由はそもそも暖かく無いから。
結局暖房用には岩谷のガスヒーターを買いました。
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結構嵩張るけど、暖房性能と安全性を確保するとこの位のサイズは必要になると言う事です。
その後色々調べて見た所、どうもこのヒーターかなり問題が有りそうです。
YouTube:私がコールマンの遠赤ヒーターアタッチメントを使わない3つの理由
YouTube:私がコールマンの遠赤ヒーターアタッチメントをやっぱり使わない理由
結論から言うと、ヒーターをストーブに載せない方が、実は暖かい。
動画中で解説していますが
輻射熱量(Q)=面積×シュテファンボルツマン定数×形態係数×絶対温度の4乗
熱源の絶対温度が高い方が暖かくなると言う、まあ当たり前の話しです。
ヒーターの表面が真っ赤になっている場合、およそ800度位のようです。
一方、完全燃焼している炎の温度は1700度位になる様です。
せっかく高温で発熱しているのに金属で覆ってしまっているの(いくら真っ赤になっていても)では暖かくならないのは当然です。
結構温度計で気温を測りながら暖かくなりました、と言う動画も見かけますが、ヒーターを付けた状態でテストしているけど使わない状態での比較をしていない。
そもそも、輻射熱で暖かく成るのでテント内部の気温を測定しても殆ど無意味です。
例えば、太陽の熱で地球の温度上昇を調べるのに絶対零度の宇宙空間の温度を測っている様な物です。
温度を測定するなら体温とか、体表や衣類の表面温度を測るべきですね。
この手のヒーター、最初に販売されたのはマナスルヒーターでしたかねぇ?
現在は他にも色々なメーカーから同種の「ヒーター」が販売されています。
マナスルヒーターなんて品薄で販売中止になったから一時期ヤフオクで数万円とかで取引されていた記憶が有ります。
しかし、上記の輻射熱量の計算式で言うと、どう考えてもストーブに金属を乗せただけで暖かくなるとは思えないんですよ。
金属部の表面積が燃焼部の炎の十倍になってようやく同じ位の輻射熱になる計算ですが、そんな大きなヒーターだと均一に加熱できない。
まあ、私はマナスルヒーター持っていないんで実際に暖かくなるかどうか知りませんけどね。
もし、マナスルヒーターをお持ちの方がいましたら、ストーブの上に何も無い状態とヒーターを乗せた状態で手の平を近付けて、どちらが暖かいか確認してみてください。
ストーブの上にヒーター乗っけた瞬間に不完全燃焼して発熱量が下がるのに暖かくなるはずが無いと思うけど。
テストをする場合はくれぐれも室内で行わない様に御注意願います。
それから、材料にカーボンやセラミックを使っていないのに「遠赤外線」が出ると言う物を購入する時は、メーカーにどうして遠赤外線が放出されるのか原理を聞いた方が良い。
どんな物質でも遠赤外線は出るけど、一般的な遠赤外線ヒーターに使われるカーボンやセラミックと比較するとステンレスの遠赤外線放出量は1/10以下。
コーラを水で10倍に薄めたモノはコーラですか?
まあ、微小な遠赤外線が出てるとしても身体の芯から暖かい、なんて事は有りませんけどね。
現代用語の基礎知識選、ユーキャン新語流行語大賞の第5回 (1988年) 授賞語に遠赤(効果)が選ばれていて、80年代終わりから90年代にかけて有象無象の関連商品が販売されていたが、殆どがブームの終焉と共に姿を消しました。
その後調べて見た所、アメリカのコールマンで502ストーブのオプションでドラムヒーターと言うのが販売されていた事が判明。
マナスルヒーターより前だよね?
ちなみにドラムヒーターは遠赤外線何て一言もうたっていない。
日本で企画した時に乗っけちゃったのかなぁ?
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2021/12/18

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2008/02/09
偶々メンバーのI氏も持って来ていて、I氏は黒い400A、私は茶色の400に装着して色々話しをしていた所このヒーター、全然暖かく無いよね?と言う話しになりました。
私はかれこれ20年位前、このヒーターが販売され始めた直後にワカサギの穴釣りに良さそうだと思って購入。
その後寒冷期のキャンプでも何度か使っていたのですが、最近は出番が有りませんでした。
使わなくなった理由の1つは一酸化炭素中毒の危険性が高いから。
過去記事でも何回か注意喚起していますが、ストーブの炎を遮ると燃焼が上手く行かず、短時間で大量の一酸化炭素が発生します。
例えばリコールされたエコフライパンと言うのが有るので気になる人はネットで検索してみて下さい。
参考リンク:消費者庁リコール情報「杉山金属の「高熱効率鍋エコラインシリーズ」 (2001年~2015年に販売) - 交換/回収」
他には案外嵩張るので収納性が悪いと言うのもあるけど、使わなくなった一番の理由はそもそも暖かく無いから。
結局暖房用には岩谷のガスヒーターを買いました。
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2011/10/08
結構嵩張るけど、暖房性能と安全性を確保するとこの位のサイズは必要になると言う事です。
その後色々調べて見た所、どうもこのヒーターかなり問題が有りそうです。
YouTube:私がコールマンの遠赤ヒーターアタッチメントを使わない3つの理由
YouTube:私がコールマンの遠赤ヒーターアタッチメントをやっぱり使わない理由
結論から言うと、ヒーターをストーブに載せない方が、実は暖かい。
動画中で解説していますが
輻射熱量(Q)=面積×シュテファンボルツマン定数×形態係数×絶対温度の4乗
熱源の絶対温度が高い方が暖かくなると言う、まあ当たり前の話しです。
ヒーターの表面が真っ赤になっている場合、およそ800度位のようです。
一方、完全燃焼している炎の温度は1700度位になる様です。
せっかく高温で発熱しているのに金属で覆ってしまっているの(いくら真っ赤になっていても)では暖かくならないのは当然です。
結構温度計で気温を測りながら暖かくなりました、と言う動画も見かけますが、ヒーターを付けた状態でテストしているけど使わない状態での比較をしていない。
そもそも、輻射熱で暖かく成るのでテント内部の気温を測定しても殆ど無意味です。
例えば、太陽の熱で地球の温度上昇を調べるのに絶対零度の宇宙空間の温度を測っている様な物です。
温度を測定するなら体温とか、体表や衣類の表面温度を測るべきですね。
この手のヒーター、最初に販売されたのはマナスルヒーターでしたかねぇ?
現在は他にも色々なメーカーから同種の「ヒーター」が販売されています。
マナスルヒーターなんて品薄で販売中止になったから一時期ヤフオクで数万円とかで取引されていた記憶が有ります。
しかし、上記の輻射熱量の計算式で言うと、どう考えてもストーブに金属を乗せただけで暖かくなるとは思えないんですよ。
金属部の表面積が燃焼部の炎の十倍になってようやく同じ位の輻射熱になる計算ですが、そんな大きなヒーターだと均一に加熱できない。
まあ、私はマナスルヒーター持っていないんで実際に暖かくなるかどうか知りませんけどね。
もし、マナスルヒーターをお持ちの方がいましたら、ストーブの上に何も無い状態とヒーターを乗せた状態で手の平を近付けて、どちらが暖かいか確認してみてください。
ストーブの上にヒーター乗っけた瞬間に不完全燃焼して発熱量が下がるのに暖かくなるはずが無いと思うけど。
テストをする場合はくれぐれも室内で行わない様に御注意願います。
それから、材料にカーボンやセラミックを使っていないのに「遠赤外線」が出ると言う物を購入する時は、メーカーにどうして遠赤外線が放出されるのか原理を聞いた方が良い。
どんな物質でも遠赤外線は出るけど、一般的な遠赤外線ヒーターに使われるカーボンやセラミックと比較するとステンレスの遠赤外線放出量は1/10以下。
コーラを水で10倍に薄めたモノはコーラですか?
まあ、微小な遠赤外線が出てるとしても身体の芯から暖かい、なんて事は有りませんけどね。
現代用語の基礎知識選、ユーキャン新語流行語大賞の第5回 (1988年) 授賞語に遠赤(効果)が選ばれていて、80年代終わりから90年代にかけて有象無象の関連商品が販売されていたが、殆どがブームの終焉と共に姿を消しました。
その後調べて見た所、アメリカのコールマンで502ストーブのオプションでドラムヒーターと言うのが販売されていた事が判明。
マナスルヒーターより前だよね?
ちなみにドラムヒーターは遠赤外線何て一言もうたっていない。
日本で企画した時に乗っけちゃったのかなぁ?
Posted by KAZU@ at 18:00│Comments(0)
│キャンプ:住
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