2013年07月13日
バック 415 カリンガ プロ・フォルダー
昨年マスターハンターを購入してから続けてシースナイフを幾つか購入しました。
関連記事リンク:コールドスチール マスターハンター サンマイ
関連記事リンク:トップス トムブラウン(TOM BROWN) トラッカー(TRACKER) TBT-010
関連記事リンク:ベッカー BK11ネッカー
まあ、他に欲しい物もないのでナイフを買っているって事もありますが、長年設計の古いナイフを使っていたので最近のナイフの進化が目新しい訳ですよ。
ここらでフォルダーも新調するか・・・
オピネルのフィレナイフやビクトリノックスも持っていますが、手持ちの中でアウトドア全般に使用可能なのはバックのフォールディングハンター110とスパイダルコの大海人ですな。
関連記事リンク:バック フォールディングハンター110
関連記事リンク:スパイダルコ エンデューラパシフィック 大海人
フォールディングハンターはかれこれ30年以上の付き合い。
主にバイクツーリングで愛用していましたが最近は車で出掛ける事が多いのでシースナイフを多用、暫く出番が無い。
欠点としてはケースに入れてベルトから吊るには良いけれど、ポケットに常時入れておくには少々重い。
スパイダルコは軽量ですがグリップが樹脂製で補強の金属ライナーが無い。
通常使用では問題ありませんが、荒事には向いていない・・・普段は釣り用バッグに常駐。
個人的にキャンプや釣りに使うナイフは刃長が10cm位は欲しい。
このクラスなら大抵の魚の解体が可能です。
最近のフォルダーの流行りは、如何に素早くスムーズにブレードを片手で開閉出来るか各社しのぎを削っているようです。
そもそも、本当に片手で素早く開閉する必要があるか?って話もありますが、余計なギミックが付いていて構造が複雑なナイフはアウトドアには向いていない。
泥水に漬けてから砂の上を転がしても、水でジャバジャバ洗えば何事も無く開閉出来る確実性の方が余程重要だと思うので、なるべくシンプルな構造が良いですな。
そんな過日、ネットを見ていると変わったフォルダーが売っていた・・・
バック 415 カリンガ プロ・フォルダーです。
その昔、バックのフォールディングハンターを購入した時にもカリンガと言う名称のシースナイフを販売していましたが、デザインを継承した復刻版?
確か廃番になったハズだが残数1個、売れ残りか。
値段が安かった事もあり、衝動買いしてしまった。
まあ、衝動買いすると大抵失敗する訳ですが・・・
YouTube:アップスゥイープ+リカーブデザイン バック 415 カリンガ プロ・フォルダーのメンテナンス
ブレード約9.7cm、全長約23cm、刃厚:約3ミリ
鋼材:420HC 、ハンドル材:THERMOPLASTIC/DYNAFLEX RUBBER
最大の特徴は独特のデザイン。
ブレードは昔のカリンガと比べると上反りは控え目、先端から刃の中ほどまで背の部分が薄く削り落してある。
側面がミラーフィニッシュでグラインド部分がヘアライン仕上げになっているので立体感が際立つ。
鋭い切っ先で魚の解体に使い易そうだ。
刃の材質は420HC。
最近流行りの高級鋼材ではありませんがキャンプや釣りに使うには必要充分。
ブレードの根元に型式番号の415と、2007年製造を示す矢印マークが刻印されている。
ブレードの左右に突起(サムスタッド)があり、親指を引っ掛けて軽く刃を引き出せる。
引き出した刃の固定はライナーロック。
厚めのハンドル材の内側にロック専用のプレートが挟み込まれている。
右手の親指でロックを押しながら人差し指でブレードの背の部分を押して畳むのだが、ブレードの根元には刃が付いていないので親指を切る心配は少ない。
ちなみにサムスタッドとライナーロックの組み合わせが現在のフォルダーでは最も一般的な組み合わせだと思うが、今回初めて購入した。
ナイロン製シース付き。
立体成型されている変わったデザイン。
ナイフ本体はUSA製だが、シースは中国製。
以前紹介したケーバーはシースは台湾製でした。
縫い方は丁重ですが、ベルト通しの材質がちょっと薄い気がする。
さて、実際の使用感は新聞なんか切ってもわからないのでフィールドでガシガシ使って・・・と、思ったのですが、良く見るとこいつはアウトドア向きのナイフでは無いようだ。
グリップは細かなチェッカリングが入って丸みを帯びた厚めのもの。
材質は若干柔軟性のあるプラスチックで、水に濡れても滑り難くデザインされているのだが・・・
こいつは成型品なので裏側にあちこち肉抜きがある訳ですよ。
ハンドルフレームとロックプレートは軽量化の為にスカスカ穴が開けられているので、内部にゴミや汚れが入り放題。
粘着質の有機体が付着したら、水洗い位じゃあ綺麗にならないだろう。
魚の解体や料理に使う事を考えると衛生面に問題がありますねぇ・・・
分解しようと思ったがトルクスネジのT10とT8が必要だ・・・T8は手持ちが無い。
余分な出費が。
青いのはネジロック。
フレームの抜き穴とグリップ裏側の凹みが合っていないので、構造上グリップ裏側にゴミが溜まる。
ライナーロック側は更に複雑。
生モノ切った後に毎回分解して水洗いする訳にも行かないからねぇ。
グリップ無しのスケルトンで使えばメンテは楽そうだが・・・
ブレードピンが微妙に出っ張っている。
フォールディングハンター、大海人と並べてみる。
大海人はプラスチックハンドルのライナー無し、フォールディングハンターのハンドルは真鍮の削り出しで刃の収納部に余計な凹凸が無いので、大抵の汚れは水洗いだけで落ちる。
フォールディングハンターで長年、様々な魚を捌いたけれど生臭くなった事は一度も無い。
サムスタッドもイマイチだなぁ・・・
他メーカーのナイフだと刃を開いた時にサムスタッドがグリップに密着するようにデザインされた物もあるのだが、カリンガはサムスタッドが微妙な位置に飛び出していて、例えば魚の皮をひくような作業には邪魔になる。
改めてスパイダルコのサムホールの秀逸さに気付かされる。
最大の問題点はライナーロック。
刃を出した状態でハンドルとライナーロックの間に砂でも噛み込んだら畳めなくなる。
しかもカリンガは態々ロックプレートを別パーツにしてフレームと共締めされていて分解出来ない。
なんでこんなシステムのナイフが横行しているのだろう?
多分、ライナーロックのナイフは2度と買わない。
と、言う訳で何かと残念な一品。
デザインは格好良いんだけどねぇ・・・
ハンドルを自作してみるかなぁ。
関連記事リンク:コールドスチール マスターハンター サンマイ
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まあ、他に欲しい物もないのでナイフを買っているって事もありますが、長年設計の古いナイフを使っていたので最近のナイフの進化が目新しい訳ですよ。
ここらでフォルダーも新調するか・・・
オピネルのフィレナイフやビクトリノックスも持っていますが、手持ちの中でアウトドア全般に使用可能なのはバックのフォールディングハンター110とスパイダルコの大海人ですな。
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フォールディングハンターはかれこれ30年以上の付き合い。
主にバイクツーリングで愛用していましたが最近は車で出掛ける事が多いのでシースナイフを多用、暫く出番が無い。
欠点としてはケースに入れてベルトから吊るには良いけれど、ポケットに常時入れておくには少々重い。
スパイダルコは軽量ですがグリップが樹脂製で補強の金属ライナーが無い。
通常使用では問題ありませんが、荒事には向いていない・・・普段は釣り用バッグに常駐。
個人的にキャンプや釣りに使うナイフは刃長が10cm位は欲しい。
このクラスなら大抵の魚の解体が可能です。
最近のフォルダーの流行りは、如何に素早くスムーズにブレードを片手で開閉出来るか各社しのぎを削っているようです。
そもそも、本当に片手で素早く開閉する必要があるか?って話もありますが、余計なギミックが付いていて構造が複雑なナイフはアウトドアには向いていない。
泥水に漬けてから砂の上を転がしても、水でジャバジャバ洗えば何事も無く開閉出来る確実性の方が余程重要だと思うので、なるべくシンプルな構造が良いですな。
そんな過日、ネットを見ていると変わったフォルダーが売っていた・・・
バック 415 カリンガ プロ・フォルダーです。
その昔、バックのフォールディングハンターを購入した時にもカリンガと言う名称のシースナイフを販売していましたが、デザインを継承した復刻版?
確か廃番になったハズだが残数1個、売れ残りか。
値段が安かった事もあり、衝動買いしてしまった。
まあ、衝動買いすると大抵失敗する訳ですが・・・
YouTube:アップスゥイープ+リカーブデザイン バック 415 カリンガ プロ・フォルダーのメンテナンス
ブレード約9.7cm、全長約23cm、刃厚:約3ミリ
鋼材:420HC 、ハンドル材:THERMOPLASTIC/DYNAFLEX RUBBER
最大の特徴は独特のデザイン。
ブレードは昔のカリンガと比べると上反りは控え目、先端から刃の中ほどまで背の部分が薄く削り落してある。
側面がミラーフィニッシュでグラインド部分がヘアライン仕上げになっているので立体感が際立つ。
鋭い切っ先で魚の解体に使い易そうだ。
刃の材質は420HC。
最近流行りの高級鋼材ではありませんがキャンプや釣りに使うには必要充分。
ブレードの根元に型式番号の415と、2007年製造を示す矢印マークが刻印されている。
ブレードの左右に突起(サムスタッド)があり、親指を引っ掛けて軽く刃を引き出せる。
引き出した刃の固定はライナーロック。
厚めのハンドル材の内側にロック専用のプレートが挟み込まれている。
右手の親指でロックを押しながら人差し指でブレードの背の部分を押して畳むのだが、ブレードの根元には刃が付いていないので親指を切る心配は少ない。
ちなみにサムスタッドとライナーロックの組み合わせが現在のフォルダーでは最も一般的な組み合わせだと思うが、今回初めて購入した。
ナイロン製シース付き。
立体成型されている変わったデザイン。
ナイフ本体はUSA製だが、シースは中国製。
以前紹介したケーバーはシースは台湾製でした。
縫い方は丁重ですが、ベルト通しの材質がちょっと薄い気がする。
さて、実際の使用感は新聞なんか切ってもわからないのでフィールドでガシガシ使って・・・と、思ったのですが、良く見るとこいつはアウトドア向きのナイフでは無いようだ。
グリップは細かなチェッカリングが入って丸みを帯びた厚めのもの。
材質は若干柔軟性のあるプラスチックで、水に濡れても滑り難くデザインされているのだが・・・
こいつは成型品なので裏側にあちこち肉抜きがある訳ですよ。
ハンドルフレームとロックプレートは軽量化の為にスカスカ穴が開けられているので、内部にゴミや汚れが入り放題。
粘着質の有機体が付着したら、水洗い位じゃあ綺麗にならないだろう。
魚の解体や料理に使う事を考えると衛生面に問題がありますねぇ・・・
分解しようと思ったがトルクスネジのT10とT8が必要だ・・・T8は手持ちが無い。
余分な出費が。
青いのはネジロック。
フレームの抜き穴とグリップ裏側の凹みが合っていないので、構造上グリップ裏側にゴミが溜まる。
ライナーロック側は更に複雑。
生モノ切った後に毎回分解して水洗いする訳にも行かないからねぇ。
グリップ無しのスケルトンで使えばメンテは楽そうだが・・・
ブレードピンが微妙に出っ張っている。
フォールディングハンター、大海人と並べてみる。
大海人はプラスチックハンドルのライナー無し、フォールディングハンターのハンドルは真鍮の削り出しで刃の収納部に余計な凹凸が無いので、大抵の汚れは水洗いだけで落ちる。
フォールディングハンターで長年、様々な魚を捌いたけれど生臭くなった事は一度も無い。
サムスタッドもイマイチだなぁ・・・
他メーカーのナイフだと刃を開いた時にサムスタッドがグリップに密着するようにデザインされた物もあるのだが、カリンガはサムスタッドが微妙な位置に飛び出していて、例えば魚の皮をひくような作業には邪魔になる。
改めてスパイダルコのサムホールの秀逸さに気付かされる。
最大の問題点はライナーロック。
刃を出した状態でハンドルとライナーロックの間に砂でも噛み込んだら畳めなくなる。
しかもカリンガは態々ロックプレートを別パーツにしてフレームと共締めされていて分解出来ない。
なんでこんなシステムのナイフが横行しているのだろう?
多分、ライナーロックのナイフは2度と買わない。
と、言う訳で何かと残念な一品。
デザインは格好良いんだけどねぇ・・・
ハンドルを自作してみるかなぁ。
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│キャンプ:食
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