2009年03月21日
へドン(HEDDON)オリジナルザラスプーク
今回は定番中の定番。
ペンシルベイトの代名詞・・・ザラスプークです。
基本、私は同じバス用プラグの色違いを何色も揃えたりしません。
これはトラウト用ルアーと異なり、バスプラグのカラーと釣果はあんまり関係無いと思っているので、自分の好きなカラーを1つか2つ持っていれば充分釣りになるからです。
プラスチックのトップ用プラグだったら、余程の事が無い限りロストしないからね。
ところがこいつはいつの間にかゴロゴロ増えている・・・
殆どバスプロショップスやカベラスでの購入品ですが、他のタックルを買うついでについつい買ってしまう。
様々な媒体で繰り返し語り尽くされているルアーなので、今更私如きが能書きを語るのはおこがましい気もしますが、例によって昔話を少々。
最初に買ったのは70年代末だったでしょうか?
評判が良くなかった、真ん中から張り合わせタイプの2代目ザラスプークに替わって、初代に近い先祖返りしたタイプが3代目として発売されました。
当時の私は雑誌に書いてある事は何でも素直に信じる心清らかな若者だったので、酷評されていた2代目は買っていなかった。
2代目と違い、3代目は前評判も上々だったので発売と同時に購入。
初代と違ってヒートンが斜めにネジ込んであるのは、ザラ2の影響でしょうね。
最初に釣具店で現物を見た時はその巨大さに驚きました。
多分、当時国内で販売されていた最大サイズのバス用プラグだったんじゃないかと思う。
そもそも、こいつが発売される以前には、3/4ozのルアーを投げられるロッドもあまり国内では流通していなかったしね。
フェンウイック等には当然ヘビー級バス用ロッドがあった訳ですが、当時は外国製高級ロッドなんて都心の釣具店じゃあないと売っていなかったし、大切にガラスケースに収まっていて、購入どころか触った事も無かったよ。
国産のダイワとオリムピックはルアーロッドを販売してはいましたが基本的にペニャペニャのトラウト用。
MAXルアー重量3/8oz位のロッドが殆ど。
ちなみに現在でこそ日本の釣り具業界を代表するメーカーになっているシマノなんて、スピードスプールが逆輸入?されるまではロッドもリールも釣具店に置いて無かった。
丁度5/8oz以上のルアーをストレス無くキャスト出来る国産ロッド、スピードスティックやスーパーストライクが出回り始めた頃にザラが発売されたんじゃなかったか?
5/8ozのプラグを投げるのも人目を気にしていた位ですから、流石にこいつを投げるのは勇気がいりました。
しかし、使って納得。
誰でも使えて、しかも飽きが来ない。
ベストセラーなのは当然です。
当時は他にペンシル系ルアーがあまり無かったので動きが新鮮でした。
日本国内で言えば、ザラを除けば、他にはボーマースティックやブラバーマウス位しか出回っていなかったのではないか?
関連記事リンク:ボーマー スティック
度々引き合いに出している『ブラックバス釣りの楽しみ方』のクワイエット・ファミリー(死語?)に出ているフルーガー・ジャークとか、バーク・トップドッグなんて見た事も無いよ。
関連記事リンク:ブラックバス釣りの楽しみ方
最初に持って行ったのは津久井湖だったでしょうか。
当時は電車とバスを乗り継いで通っていました。
始発電車に乗っても、現地に付いた時にはすっかり明るくなっていてね。
帰りも早く帰らないと母親に折檻されるので、殆ど日の高い時間に釣りをしていた訳だから、トップで釣るのは中々難しかった訳ですよ。
それでもザラを動かしているだけで面白かった。
思い通りに動くので、何だか自分のテクニックが上達したような気になる。
ザラの利点はピンスポットで粘る事も出来るし、ハイピッチで広範囲も探れる事。
風が無い時は殆どこれ1本で大抵のポイントに対応出来るのは凄いと思う。
忘れられないのは90年代初めの霞ヶ浦。
1日中ザラスプークだけ投げていた事もある。
当時霞ヶ浦は人も少なかったし、5月から6月の好日だったらワンキャスト、ワンヒットって感じで数十匹単位で釣れたので、一日釣ってると腱鞘炎で左手首が痛くて、帰路、当時乗っていたランクル70のマニュアルミッションの操作が困難になった位だった。
こいつも年代で少々仕様が違うが、2代目を除いて基本的に動きは一緒。
90年代に購入した物(クリアーの奴ね)と細部を比較してみると、
フックがイーグルクローじゃ無くなったり、
鼻の頭に小さな窪みが出来たり、
ウェイトが丸い鉄製になったり、
内部構造が違っていたりと言う変化はある。
しかし、使って楽しく、良く釣れるのは新旧変わらない。
長年使っているので黄色い奴の方が愛着はあるけれど、巷で言われる程、現行品より3代目が優れているとは思わない。
確かに新旧で構造が違うので、私には気にならない位の動きの違いはあるだろうが、人間から見て良いと思う動きをバスも良いと思うか?って言ったらそんな事は無いだろう。
例えて言えばイチゴの『とちおとめ』と『あまおう』、どちらが優れているの?って話と一緒だと思うんだけど。
単に好みの話なんで、優劣なんて付いたらおかしいでしょ。
70年代にだって、『昔のルアーは良かった、今のは駄目だ』って言っている人が沢山いたけれど、今思い返すと単なる無い物ねだりだよ。
前にもブログに書いた事があるけれど、私はここ10数年の間、殆ど釣り雑誌って読んでいないんですよ。
ソリザラって言う言葉を最近聞いて、オリジナルザラスプークの反っている奴の事だと言うのをようやく知った位です。
ヤフオクなんかを見ると、ドライヤーで炙ったの?って言う位反りくり返ったザラが出品されているけれど、70年代に3代目を購入した時にあんなに変形したのを売っているのは見た記憶が無い。
大体、曲がったプラグなんて不良品だと思って普通買わないよね?
釣具店に入荷した時点で返品させられるような気がするが。
私の持っているのも、言われてみれば若干反ってるかなっ?て言う程度。
まさか30年後に不良品を有難がる時代が来るとは思わなかった。
最近はスウェイバックザラスプークと言う、わざわざ上反りさせたモデルが追加されているようだ。
持っていないので動きは不明だが、これは普通の物と全く動きが違うの?
まあ、通常の3倍釣れるって言うなら買っちゃうかも?
・・・危ない危ない・・・
又ルアーに釣られる処だった。
ペンシルベイトの代名詞・・・ザラスプークです。
基本、私は同じバス用プラグの色違いを何色も揃えたりしません。
これはトラウト用ルアーと異なり、バスプラグのカラーと釣果はあんまり関係無いと思っているので、自分の好きなカラーを1つか2つ持っていれば充分釣りになるからです。
プラスチックのトップ用プラグだったら、余程の事が無い限りロストしないからね。
ところがこいつはいつの間にかゴロゴロ増えている・・・
殆どバスプロショップスやカベラスでの購入品ですが、他のタックルを買うついでについつい買ってしまう。
様々な媒体で繰り返し語り尽くされているルアーなので、今更私如きが能書きを語るのはおこがましい気もしますが、例によって昔話を少々。
最初に買ったのは70年代末だったでしょうか?
評判が良くなかった、真ん中から張り合わせタイプの2代目ザラスプークに替わって、初代に近い先祖返りしたタイプが3代目として発売されました。
当時の私は雑誌に書いてある事は何でも素直に信じる心清らかな若者だったので、酷評されていた2代目は買っていなかった。
2代目と違い、3代目は前評判も上々だったので発売と同時に購入。
初代と違ってヒートンが斜めにネジ込んであるのは、ザラ2の影響でしょうね。
最初に釣具店で現物を見た時はその巨大さに驚きました。
多分、当時国内で販売されていた最大サイズのバス用プラグだったんじゃないかと思う。
そもそも、こいつが発売される以前には、3/4ozのルアーを投げられるロッドもあまり国内では流通していなかったしね。
フェンウイック等には当然ヘビー級バス用ロッドがあった訳ですが、当時は外国製高級ロッドなんて都心の釣具店じゃあないと売っていなかったし、大切にガラスケースに収まっていて、購入どころか触った事も無かったよ。
国産のダイワとオリムピックはルアーロッドを販売してはいましたが基本的にペニャペニャのトラウト用。
MAXルアー重量3/8oz位のロッドが殆ど。
ちなみに現在でこそ日本の釣り具業界を代表するメーカーになっているシマノなんて、スピードスプールが逆輸入?されるまではロッドもリールも釣具店に置いて無かった。
丁度5/8oz以上のルアーをストレス無くキャスト出来る国産ロッド、スピードスティックやスーパーストライクが出回り始めた頃にザラが発売されたんじゃなかったか?
5/8ozのプラグを投げるのも人目を気にしていた位ですから、流石にこいつを投げるのは勇気がいりました。
しかし、使って納得。
誰でも使えて、しかも飽きが来ない。
ベストセラーなのは当然です。
当時は他にペンシル系ルアーがあまり無かったので動きが新鮮でした。
日本国内で言えば、ザラを除けば、他にはボーマースティックやブラバーマウス位しか出回っていなかったのではないか?
関連記事リンク:ボーマー スティック
度々引き合いに出している『ブラックバス釣りの楽しみ方』のクワイエット・ファミリー(死語?)に出ているフルーガー・ジャークとか、バーク・トップドッグなんて見た事も無いよ。
関連記事リンク:ブラックバス釣りの楽しみ方
最初に持って行ったのは津久井湖だったでしょうか。
当時は電車とバスを乗り継いで通っていました。
始発電車に乗っても、現地に付いた時にはすっかり明るくなっていてね。
帰りも早く帰らないと母親に折檻されるので、殆ど日の高い時間に釣りをしていた訳だから、トップで釣るのは中々難しかった訳ですよ。
それでもザラを動かしているだけで面白かった。
思い通りに動くので、何だか自分のテクニックが上達したような気になる。
ザラの利点はピンスポットで粘る事も出来るし、ハイピッチで広範囲も探れる事。
風が無い時は殆どこれ1本で大抵のポイントに対応出来るのは凄いと思う。
忘れられないのは90年代初めの霞ヶ浦。
1日中ザラスプークだけ投げていた事もある。
当時霞ヶ浦は人も少なかったし、5月から6月の好日だったらワンキャスト、ワンヒットって感じで数十匹単位で釣れたので、一日釣ってると腱鞘炎で左手首が痛くて、帰路、当時乗っていたランクル70のマニュアルミッションの操作が困難になった位だった。
こいつも年代で少々仕様が違うが、2代目を除いて基本的に動きは一緒。
90年代に購入した物(クリアーの奴ね)と細部を比較してみると、
フックがイーグルクローじゃ無くなったり、
鼻の頭に小さな窪みが出来たり、
ウェイトが丸い鉄製になったり、
内部構造が違っていたりと言う変化はある。
しかし、使って楽しく、良く釣れるのは新旧変わらない。
長年使っているので黄色い奴の方が愛着はあるけれど、巷で言われる程、現行品より3代目が優れているとは思わない。
確かに新旧で構造が違うので、私には気にならない位の動きの違いはあるだろうが、人間から見て良いと思う動きをバスも良いと思うか?って言ったらそんな事は無いだろう。
例えて言えばイチゴの『とちおとめ』と『あまおう』、どちらが優れているの?って話と一緒だと思うんだけど。
単に好みの話なんで、優劣なんて付いたらおかしいでしょ。
70年代にだって、『昔のルアーは良かった、今のは駄目だ』って言っている人が沢山いたけれど、今思い返すと単なる無い物ねだりだよ。
前にもブログに書いた事があるけれど、私はここ10数年の間、殆ど釣り雑誌って読んでいないんですよ。
ソリザラって言う言葉を最近聞いて、オリジナルザラスプークの反っている奴の事だと言うのをようやく知った位です。
ヤフオクなんかを見ると、ドライヤーで炙ったの?って言う位反りくり返ったザラが出品されているけれど、70年代に3代目を購入した時にあんなに変形したのを売っているのは見た記憶が無い。
大体、曲がったプラグなんて不良品だと思って普通買わないよね?
釣具店に入荷した時点で返品させられるような気がするが。
私の持っているのも、言われてみれば若干反ってるかなっ?て言う程度。
まさか30年後に不良品を有難がる時代が来るとは思わなかった。
最近はスウェイバックザラスプークと言う、わざわざ上反りさせたモデルが追加されているようだ。
持っていないので動きは不明だが、これは普通の物と全く動きが違うの?
まあ、通常の3倍釣れるって言うなら買っちゃうかも?
・・・危ない危ない・・・
又ルアーに釣られる処だった。
Posted by KAZU@ at 10:10│Comments(2)
│釣:ルアー
この記事へのコメント
どーもです
遅コメですみません(^_^;)
でもせっかくいい記事なのにコメがないので・・・
ついつい飼ってしまう気持よくわかります(笑)
あっしもカラーの違いだけで3ケタいるのは
ザラ夫だけです(爆)
別にコンプめざしているわけではないんですがなんとなく増殖してます
昔は大きさにビビってⅡしか飼えませんでした・・・ので2ndや3rdはないんですが
が現行で十分かなって・・・
いまでも先発登板が多いんですが実績が
伴わないのは悲しい限りです(^_^;)
遅コメですみません(^_^;)
でもせっかくいい記事なのにコメがないので・・・
ついつい飼ってしまう気持よくわかります(笑)
あっしもカラーの違いだけで3ケタいるのは
ザラ夫だけです(爆)
別にコンプめざしているわけではないんですがなんとなく増殖してます
昔は大きさにビビってⅡしか飼えませんでした・・・ので2ndや3rdはないんですが
が現行で十分かなって・・・
いまでも先発登板が多いんですが実績が
伴わないのは悲しい限りです(^_^;)
Posted by バッス吉 at 2009年10月04日 19:59
バッス吉さん、こんんばんわ。
個人的には3ndを持ち上げ過ぎだと思うんですよね。
ちなみに一番好きなのはラトリンザラだったりします。
コメント、ありがとうございました。
個人的には3ndを持ち上げ過ぎだと思うんですよね。
ちなみに一番好きなのはラトリンザラだったりします。
コメント、ありがとうございました。
Posted by KAZU@ at 2009年10月04日 21:56
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