2009年01月01日
ブラックバス釣りの楽しみ方
私がバス釣りを始めた頃、つりの雑誌と言えば『つり人』と『つりマガジン』と言う月刊誌しかありませんでした。
現在の釣り雑誌が、各対象魚や釣りのスタイルに合わせた専門誌であるのに対して、上記2誌は総合誌。
当時はルアー釣りの情報は極端に少なく、月に多い時でも4ページ位しか載っていませんでした。
掲載内容も現在の専門誌の内容とは比較にならない物でしたが、それでも当時の釣り師には貴重な情報でした。
当時、ブラックバスは神奈川県の極一部の湖にしか生息していない特殊な魚だったので、一般的なルアー用品と言えばトラウト用しか流通していなかった。
従ってロッドはライトかウルトラライトのトラウト用(スピニング)。
リールは小型のインスプールタイプ。
ラインは6ポンドか8ポンドのナイロン。
ルアーは1/4ozが主流、津久井湖ではみんなホッテントットを投げていた。
関連記事リンク:スィンフィン ホッテントット
そんな中で『フイッシング』誌が創刊。
掲載されていたルアーやフライの情報は、当時はとても新鮮な物でした。
中でもTRGCの座談会の記事を読んだ衝撃は今でも忘れられない。
マグナムサイズのプラグを使う。
トップウォーターオンリー。
この記事以降の国内のバス釣りのスタイルは大きく変わった。
今回紹介するのは『ブラックバス釣りの楽しみ方』。
則 弘祐・山田 周治 著
産報出版株式会社
昭和53年7月5日初版。(1978年)
前記の座談会の記事が掲載されてから2、3年後の発刊か?
当時の定価は1000円。
今と違ってバーコードなんてありません。
見開きがカラーページになっていて、バルサ50を咥えたランカーの下顎をバス持ちしている写真が載っているが、確かこいつはメキシコのレイクバカラック?では無かったか。
関連記事リンク:バルサ50 オリジナル
発刊前にフイッシング誌上で海外取材をしていたはずだ。
内容を全部紹介する訳には行かないので項目だけ並べておく。
まえがきにかえて
1. ぼくたちは、なぜ、サーフェス・プラッガーになったのか
2. バスはどうして、サーフェスプラグに襲いかかるのだろう
3. サーフェス・プラッガーとして心得ておきたいこと
4. サーフェス・プラッガーの気象学
5. サーフェス・プラッガーであるための基本技術
6. サーフェス・ゲームの道具
7. オープンウォーターのサーフェス・ゲーム
8. オープンウォーターのサーフェスプラグ
・ライブラリーファミリーのプラグたち
ヘドン・タイガー
ゴールデンアイ・マーべリック
スィンフィンシルバーシャッド&シャイナーミノー
コーデル・レッドフィン
・クランクベイトファミリーのプラグたち
ヘドン・ヘッドハンター
ジムバグリー・バルサB
コットンコーデル・ビッグオー
スミス・バルサ50
・ノイジーファミリーのプラグたち
フレッドアーボガスト・ジッターバグ
ヘドン・クレイジークローラー
・スイッシャーファミリーのプラグたち
フレッドアーボガスト・スパーターバグ
ヘドン・マグナムトピドゥ
ハッパーストッパー・ヘルライザー
ヘドン・ダイイングフラッター
・ポッパーファミリーのプラグたち
フレッドアーボガスト・フラポッパー
ヘドン・チャガースプーク
ヘドン・ラッキー13
サウスベンド・バスオレノ
ゴーレデンアイ・トラブルメーカー
・クワイエットファミリーのプラグたち
ヘドン・ザラスプーク
ヘドン・ザラⅡ
フルーガー・ジャーク
バーク・トップドッグ
・スプラッタラーファミリー
フレッドアーボガスト・スパターファス&ハワイアンウィグラー
ヘドン・ブラッシュポッパー
9. オープンウォーターのための道具
10. リリーパッドのサーフェス・ゲーム
11. リリーパッドのサーフェスプラグ
・リリーパッドのプラグ,ウィードガードファミリー
バーク・スピニングフロッグ
スナッグプルーフ・ビッグバス&ポッパー
ガルシア・フロッグ
ウェーバー・スピニングフロッグ&マウス
ハリソン・スーパーフロッグ
12. リリーパッドのための道具
13. サーフェス・プラッガーのナイトゲーム
14. オリジナルプラグに凝ってみるのも悪くない
15. はみ出したことを、いくつかまとめたエピローグ
あとがき
ちなみに当初、へドンのプラグはオリムピックが代理店だったが、マグナムサイズは取り扱っていなかった。
タイガーもトピードも、確かクレイジークロウラーさえも小さなサイズしか店頭に並んでいなかった。
ザラスプークなんかカタログにも載っていなかったんじゃないか?
現在当たり前のように使われているバス用プラグの幾つかは、この本が発行されなかったら今でも日本で使われる事が無かったかも知れない。
ルアーで言えばバルサ50、ロッドはスーパーストライクやスピードスティック、リールはBM-1など、徐々に日本製タックルが出現しはじめた時代・・・30年後の現在、日本製タックルが全盛になっているとは夢にも思わなかった。
ちなみに『7. オープンウォーターのサーフェス・ゲーム 』でポイントの狙い方が写真入りで載っているが、写真に写っているのは津久井湖だ。
三井大橋から日赤下、津久井観光前など、当時私も通っていたポイントの写真が並んでいる。
数年後、津久井湖が大減水した年に、湖底の立木の多くが切り倒されてポイントが激減してしまった。
現在と比較すると立木が多く残っている。
そして『10. リリーパッドのサーフェス・ゲーム』で使われている写真はおそらく雄蛇ヶ池。
ブルーギルとバスの放流が後年問題にされる訳だが・・・
ネット検索したら後年再版されたらしい。(1998年?)
もっとも大昔の内容と全く同じ物を再販する意味は無いような気がするのだが、修正されているのか?
今から30年後のバス釣りのタックルや釣法はどう変化しているのだろう・・・?
現在の釣り雑誌が、各対象魚や釣りのスタイルに合わせた専門誌であるのに対して、上記2誌は総合誌。
当時はルアー釣りの情報は極端に少なく、月に多い時でも4ページ位しか載っていませんでした。
掲載内容も現在の専門誌の内容とは比較にならない物でしたが、それでも当時の釣り師には貴重な情報でした。
当時、ブラックバスは神奈川県の極一部の湖にしか生息していない特殊な魚だったので、一般的なルアー用品と言えばトラウト用しか流通していなかった。
従ってロッドはライトかウルトラライトのトラウト用(スピニング)。
リールは小型のインスプールタイプ。
ラインは6ポンドか8ポンドのナイロン。
ルアーは1/4ozが主流、津久井湖ではみんなホッテントットを投げていた。
関連記事リンク:スィンフィン ホッテントット
そんな中で『フイッシング』誌が創刊。
掲載されていたルアーやフライの情報は、当時はとても新鮮な物でした。
中でもTRGCの座談会の記事を読んだ衝撃は今でも忘れられない。
マグナムサイズのプラグを使う。
トップウォーターオンリー。
この記事以降の国内のバス釣りのスタイルは大きく変わった。
今回紹介するのは『ブラックバス釣りの楽しみ方』。
則 弘祐・山田 周治 著
産報出版株式会社
昭和53年7月5日初版。(1978年)
前記の座談会の記事が掲載されてから2、3年後の発刊か?
当時の定価は1000円。
今と違ってバーコードなんてありません。
見開きがカラーページになっていて、バルサ50を咥えたランカーの下顎をバス持ちしている写真が載っているが、確かこいつはメキシコのレイクバカラック?では無かったか。
関連記事リンク:バルサ50 オリジナル
発刊前にフイッシング誌上で海外取材をしていたはずだ。
内容を全部紹介する訳には行かないので項目だけ並べておく。
まえがきにかえて
1. ぼくたちは、なぜ、サーフェス・プラッガーになったのか
2. バスはどうして、サーフェスプラグに襲いかかるのだろう
3. サーフェス・プラッガーとして心得ておきたいこと
4. サーフェス・プラッガーの気象学
5. サーフェス・プラッガーであるための基本技術
6. サーフェス・ゲームの道具
7. オープンウォーターのサーフェス・ゲーム
8. オープンウォーターのサーフェスプラグ
・ライブラリーファミリーのプラグたち
ヘドン・タイガー
ゴールデンアイ・マーべリック
スィンフィンシルバーシャッド&シャイナーミノー
コーデル・レッドフィン
・クランクベイトファミリーのプラグたち
ヘドン・ヘッドハンター
ジムバグリー・バルサB
コットンコーデル・ビッグオー
スミス・バルサ50
・ノイジーファミリーのプラグたち
フレッドアーボガスト・ジッターバグ
ヘドン・クレイジークローラー
・スイッシャーファミリーのプラグたち
フレッドアーボガスト・スパーターバグ
ヘドン・マグナムトピドゥ
ハッパーストッパー・ヘルライザー
ヘドン・ダイイングフラッター
・ポッパーファミリーのプラグたち
フレッドアーボガスト・フラポッパー
ヘドン・チャガースプーク
ヘドン・ラッキー13
サウスベンド・バスオレノ
ゴーレデンアイ・トラブルメーカー
・クワイエットファミリーのプラグたち
ヘドン・ザラスプーク
ヘドン・ザラⅡ
フルーガー・ジャーク
バーク・トップドッグ
・スプラッタラーファミリー
フレッドアーボガスト・スパターファス&ハワイアンウィグラー
ヘドン・ブラッシュポッパー
9. オープンウォーターのための道具
10. リリーパッドのサーフェス・ゲーム
11. リリーパッドのサーフェスプラグ
・リリーパッドのプラグ,ウィードガードファミリー
バーク・スピニングフロッグ
スナッグプルーフ・ビッグバス&ポッパー
ガルシア・フロッグ
ウェーバー・スピニングフロッグ&マウス
ハリソン・スーパーフロッグ
12. リリーパッドのための道具
13. サーフェス・プラッガーのナイトゲーム
14. オリジナルプラグに凝ってみるのも悪くない
15. はみ出したことを、いくつかまとめたエピローグ
あとがき
ちなみに当初、へドンのプラグはオリムピックが代理店だったが、マグナムサイズは取り扱っていなかった。
タイガーもトピードも、確かクレイジークロウラーさえも小さなサイズしか店頭に並んでいなかった。
ザラスプークなんかカタログにも載っていなかったんじゃないか?
現在当たり前のように使われているバス用プラグの幾つかは、この本が発行されなかったら今でも日本で使われる事が無かったかも知れない。
ルアーで言えばバルサ50、ロッドはスーパーストライクやスピードスティック、リールはBM-1など、徐々に日本製タックルが出現しはじめた時代・・・30年後の現在、日本製タックルが全盛になっているとは夢にも思わなかった。
ちなみに『7. オープンウォーターのサーフェス・ゲーム 』でポイントの狙い方が写真入りで載っているが、写真に写っているのは津久井湖だ。
三井大橋から日赤下、津久井観光前など、当時私も通っていたポイントの写真が並んでいる。
数年後、津久井湖が大減水した年に、湖底の立木の多くが切り倒されてポイントが激減してしまった。
現在と比較すると立木が多く残っている。
そして『10. リリーパッドのサーフェス・ゲーム』で使われている写真はおそらく雄蛇ヶ池。
ブルーギルとバスの放流が後年問題にされる訳だが・・・
ネット検索したら後年再版されたらしい。(1998年?)
もっとも大昔の内容と全く同じ物を再販する意味は無いような気がするのだが、修正されているのか?
今から30年後のバス釣りのタックルや釣法はどう変化しているのだろう・・・?
Posted by KAZU@ at 20:03│Comments(2)
│釣:書
この記事へのコメント
バス釣りの雑誌は、たくさんありますよね。
鯉釣りの雑誌は、休刊や、廃刊になってます。
鯉釣りの雑誌は、休刊や、廃刊になってます。
Posted by よういち at 2009年01月03日 21:01
よういちさん、こんばんわ。
一昔前と比較すると、バス釣り雑誌を含めて釣り雑誌自体が大分減っていますね。
ネット情報が氾濫しているので雑誌が減るのはある程度仕方が無いのかも知れませんが、ちょっと寂しい気もします。
一昔前と比較すると、バス釣り雑誌を含めて釣り雑誌自体が大分減っていますね。
ネット情報が氾濫しているので雑誌が減るのはある程度仕方が無いのかも知れませんが、ちょっと寂しい気もします。
Posted by KAZU@ at 2009年01月03日 23:15
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