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2009年02月14日

バルサ50(Balsa 50)オリジナル(Original)

アメ物ルアーの紹介を一休みして、今回はジャパンオリジナル。

これは又、随分汚いルアーを引っ張り出して来たなぁ・・・と、思われるのはごもっとも。

ここ20年以上もジャンクBOXに入っていたバルサ50 オリジナルです。

バルサ50(Balsa 50)オリジナル(Original)

事の起こりは今から30年程前の事・・・

このブログで時々話に出る『フイッシング』誌には特集記事が別冊として付属していました。

確か毎年新年号だったと思うのですが、釣り具のハンドメイド特集があったんですよ。

『冬の日のハンドメイド講座』とか言う題名でしたでしょうか?

内容は、例えばスプーンの作り方。

純銀の板を糸ノコで切断して成型、仕上げて青棒(研磨剤ですな)で磨いて光沢を出して・・・とか。

しかし、今考えてみると随分贅沢(高価)なスプーンだな。

後はランディングネットの作り方なんかも載っていましたね。

これは糸をアバって言う専用のヘラのような器具を使って網を編む所から始める本格的な物だったと記憶しています。

そんなハンドメイド特集の中に、一際目を惹く記事が・・・

クランクベイトの作り方。

記事を書かれていたのは西岡忠司氏だったのではなかったかと思います。

バルサ50(Balsa 50)オリジナル(Original)

バルサ材を材料に、ステンレスワイヤーで貫通式のアイとフックホルダーを挟み込み、ウエイトを入れ、ガン玉!!!のラトル・・・そう、今思えば、これがバルサ50の原点だったはずです。

当時の記事に出ていた型紙は随分大きな物でした。

私の記憶では全長10cm以上あったような。

全長の割には幅が薄い事や、全体のシェイプは後日発売されたバルサ50に良く似ていました。

バルサ50(Balsa 50)オリジナル(Original)

私も勿論、バルサ材を購入して、早速作り始めた訳ですよ。

まあ、バルサ材や針金なんかは簡単に入手出来ましたが、問題はリップでした。

当時はポリカーボの板なんかは一般には中々手に入らなかったので、透明の下敷きを切って、それだけだと薄いので何枚か重ねて張り合わせたりしてね。

まあ、昔から手先が不器用なんで完成品は出来なかったけれど。

そうしたら翌年だったか、販売された訳ですよ。

バルサゴジュウが。

まずは価格に驚きました。

当時、へドンやラパラ、アーボガストなんかの高級輸入ルアーが1000円少々だった時代に3000円位の値段だった訳ですから。

ちなみにその時期、ダイワがどんなルアーを作っていたかと言えば、ラパラに良く似たバルサミノーとか、リバーラントのソックリさんのコネリーとか、海外製品のフルパクリのオンパレードですよ。

関連記事リンク:ラパラ CD9
関連記事リンク:へドン ミジェットディジット リバーラント スプーク
関連記事リンク:へドン ディープダイブ リバーラント

そんな中で、他の有名海外製品と比較しても別格!って感じでリリースされたのですから、買う方としても当然期待が大きい訳です。

コーチドック、鮮やかなオレンジ色を購入して当時のホーム、相模湖へ行きました。

バルサ50(Balsa 50)オリジナル(Original)

場所は青田のワンド。

今は青田のワンドの一番奥の流れ込み迄はボートで入れなくなったみたいですが、当時はバス釣りの好ポイントでした。

高まる期待、キャスティングにも力が入ります。

セオリー通り、岬の先端、馬の背部分を中心に攻め始めます。

釣り始めて30分位した頃でしょうか?

リトリーブ中のルアーに異変が・・・?

リップが無いっ!!!

特にミスキャストの記憶も無いのだが、1匹も釣らない内に無くなってしまった・・・

まあ、他のルアーと比較しても飛び抜けて高価なルアーなんで簡単に捨てる訳には行かない・・・

自分でリップを削り出して補修したのですが、その後又も折れて補修を繰り返して今の姿になっています。

バルサ50(Balsa 50)オリジナル(Original)

多分、私以外にも同様のトラブルが多発したのでは無いかと推測します。

この時期盛んに小刻みなバイブレーションがバスには良いっ!って煽っていたので、他のクランクベイトとの差別化を図る為だと思いますが、ルアーの体高の割にはボディーがスリム。

結果としてリップの接着面積が少なかったのではないかと思われます。

あるいは接着剤の選定に問題があったのかも知れません。

現在だったらネットに大量の不具合情報が溢れて、メーカーでリコールする騒ぎになっていたかも?

バルサプラグは強度が無いのが当たり前!とか、

バルサ50(Balsa 50)オリジナル(Original)

お前のキャスティングがへたくそだからだろっ!

って言われるかも知れないけれど、同時期使っていた価格が半分以下のバグリーは、もっとハードな使い方をしてもリップが抜けたり欠けたりした事は唯の一度も無いからねぇ。

関連記事リンク:バグリー(Bagley) バルサB

バルサ50(Balsa 50)オリジナル(Original)

バルサ50(Balsa 50)オリジナル(Original)

大体、サーフェース用クランクベイトって言うスタンスで売り出したんだから、使う方もトップ用プラグとして使う訳じゃあないですか。

当然、ボートから岸近くのストラクチャーに投げるんで、どんな名手でも100回に1回位はミスキャストをしますよね。

その時にボディー傷が付くのは仕方が無いとしても、リップのような重要機能部品が簡単に壊れちゃ市販品としては失格だと思う訳ですよ。

発売後、バルサの材質を固い物に変えたり、コーティングを変えたり、リップの厚さや形状が変わったりしたみたいなので、現在は強度が上がっているのかも知れないけれど・・・その後2度と買う事は無かったので判らない。

ボディーの下地に灰色のコーティングがしてあるんだけど、これもNG。

使い込んで傷だらけになって下地の木が見えるのは良いけれど、ネズミ色のダンダラ模様になるんじゃ萎えるよね・・・

バルサ50(Balsa 50)オリジナル(Original)

フックはイーグルクロー、リングも豪華金メッキ・・・経年変化でぼろくなるとチープさが際立つ。

バルサ50(Balsa 50)オリジナル(Original)

なんか、今見ても溜息の出るルアーだ・・・

まあ、結構ネガティブな事ばかり書いたけれど、こいつが好きな人は多いみたいなんで気を悪くしないでね。

何だかんだ言っても日本製ルアーのエポックメイキングだった事は間違い無いと思う。

バルサ50(Balsa 50)オリジナル(Original)

当時、渋谷のサンスイ本店に行くと1階が海釣り用品、2階が淡水、そして3階がルアー、フライ用品を売っていました。

壁にずらりとフェンウィックやオービスのロッドが並んでいて、ショーウインドーの中ではABUのリールが怪しく黒光りしていた訳ですよ。

そんな中、日本製のルアーは全く置いていなかった。

外国製のコピーなんて、一流店には相応しく無いと言う事だったんではないかと思う。

多分、バルサ50シリーズが日本製としては初めてサンスイのショールームに並んだんじゃないか・・・?

バルサ50(Balsa 50)オリジナル(Original)







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この記事へのコメント
はじめてコメントさせていただきます。
わたしもこのころ、渋谷サンスイ本店にいった記憶があります。確かハリソンのスーパーフロッグ(2nd)ぶらさがっていて、私と同じ中学生の男の子が大きいサイズの方を買いにきたところ、「大きい方は先週売り切れたよ」と言われ、悔しがっていました。なつかしい思い出です。
Posted by よしりん at 2010年02月19日 20:44
よしりんさん、こんにちは。

70年代当時だと、渋谷三水は舶来ルアー用品の取り扱いが都内で一番だったのではないでしょうか?
自宅近所の釣具店にもルアーは売っていましたが、バルサミノーとかコネリー位だったので、初めて行った時には品揃いに驚きました。
3階のルアー用品入口に金メッキのアンバサダーがどーんと飾ってあって、確か10万円とかの価格だったと思いますがビビりました。
4本500円のクリームのシミーベイブ(紫)を買って帰った記憶があります。

コメントありがとうございました。
Posted by KAZU@KAZU@ at 2010年02月19日 22:28
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