ナチュログ管理画面 バスフィッシング バスフィッシング 関東 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ブログ作成はコチラ
あなたもナチュログでアウトドア生活を綴ってみませんか?
QRコード
QRCODE
Information
アウトドア用品の
ご購入なら!

アクセスカウンタ
プロフィール
KAZU@
KAZU@
Stay Home Save Lives

2012年07月07日

登録商標 肥後守 定¬駒 割込 大型 ニッケル

前回、昔から使用している肥後守を御紹介しました。

関連記事リンク:別打 御釼 登録商標 肥後守

肥後守をカッター代わりに使用する場合、困る事が一つ・・・

カッターだったら切れ味が落ちてきたら先端を折ったり、刃を交換する訳ですが、肥後守は砥石で研がなければなりません。

職場で砥石を使って刃物を研ぐと言うのも、何かと面倒ですな。

自宅に持ち帰って砥ぐとしても、ローテーション用にもう一本買っておくか・・・

自宅周辺の文房具店やホームセンターを回っても良いのですが、ネットで格安品を発見。


送料無料でレビューを書くと100円引きって・・・商売になるんですかねぇ?

登録商標 肥後守 定¬駒。



登録商標として肥後守を名乗れる、現存する最期のメーカー、永尾駒製作所製造。

参考リンク:wikipedia 肥後守

鞘は鉄に鏡の様なピカピカのメッキ仕上げ。



形状、寸法共に前回御紹介した肥後守と殆ど同じ。



全長173mm、鞘長98mm、刃長75mm、刃巾14mm、刃厚2mm。



ちなみに銃刀法の規定は御存じでしょうか?

参考リンク:wikipedia 銃刀法

刃の長さ8cm以下で刃の幅が15mm以下、刃の厚みが2.5mm以下でブレードのロックが無い折り畳みナイフの携帯は合法と言う法律です。

この肥後守は上記規定を満足するので銃刀法上は携帯が問題無い事になります。

一説に寄れば銃刀法が施行された1958年、当時の小学生なら誰でも所持していた肥後守が違法にならないように配慮されたと言うのですが・・・

以前、スイスアーミーナイフを紹介した時にも少々書きましたが、2000年頃から主に都内の繁華街では異常と思われるような『刀狩り』が行われています。

関連記事リンク:VICTORINOX(ビクトリノックス) スイスライト

現在では、例え鉛筆と一緒に筆箱に入れていたとしても、軽犯罪法違反と言う事で何時間も拘束されて指紋採取、大切な『鉛筆削り』は没収される可能性が高いので御注意。

刃の右側付け根には本割込の刻印。



合わせ鋼独特の継ぎ目のラインがハッキリと出ています。



チキリは今迄使っていたのと比較すると広く潰れていて、抑え易い。



鞘の部分は曲げが甘く、大分開いていました。



木片で挟み、シャコ万で締める。



開閉の強弱を調整します。

理想的には刃を畳んだ状態と開いた状態では軽くロック。

チキリに適度な力を入れると『スルリ』と開き、刃の回転中は軽く動く。

鞘の上下を狭く絞り、中央部を気持ち広目にすると具合がよろしい。



ちなみに刃が自重でブラブラするようなのはカシメが緩くなっているので、金槌で叩いて調整します。

新品だと当たりが出ていないので開閉を何度も繰り返しながら、自分好みにチューニング。

購入状態では切れ味がイマイチ・・・早速砥石で砥がねば。



関連記事リンク:キングホーム砥石K-45

赤レンガでざっと砥ぐと切れるようになりましたが・・・



以前から持っている肥後守の方が切れるかなぁ?

もっとも数回砥ぎを繰り返さないと本来の切れ味は出ないはずなので、あくまで現段階の話です。

せっかくなので、今回も何か作ってみますか。

前回は輪ゴム鉄砲を作ったので、今回はこの手の工作では定番の糸巻き戦車でも・・・と思ったんですが、もう何年も木製の糸巻きなんて見た事は無いし、使い残しの仏壇ロウソクも手元にありません・・・

それじゃあ、アレを作ってみようか。

用意する物はアルミの空き缶と肥後守。



まずは缶の中を良く洗ってから、蓋の部分を切り抜きます。



切っ先でザクザク切り抜く。



バリの部分は潰しておきます。



飲み口部分から手の巾に切断します。



水平に切るのは結構神経を使う・・・基本通り、刃を動かさなければ上手く切れません。



ちなみにこの様な作業をする時に、軍手を使うと微妙な作業は出来ません。



私は軍手をしなくても怪我をしない方法を体で覚えた訳ですが・・・

切断部を間1cm、深さ1cm位で全周に切り込みを入れます。



これで切断作業は終了。



切れ込み部分を内側に折り返してゆきます。



完成。



此処まで見れば判ると思いますが、蓋の部分を切り取るには缶切りの方が便利ですし、バリを潰すにはプライヤー、切断部に切れ込みを入れるにはハサミの方が使い勝手が良い訳ですが・・・専用工具に頼りっきりというのも如何な物かと。

ちなみにこいつは1970年代、カリフォルニアのビーチでナウいヤングに大流行したと言う伝説のアイテム、『ピーク』と言う奴。



開口部を前方にして握り、右利きの人なら時計周りに回転を加えながら投げると気持ち良く飛んで行きます。



フリスビーの変形ですな。

もっとも当時、日本のナウいヤングにはあまり流行らなかったんですけどね。

キャンプ場で暇つぶしには良いかも知れません。

ビールの空き缶なら沢山あるしねぇ。

言うまでも無いけれど、アルコールを飲んで刃物を使うのは止めた方が良いと思うよ。


  


Posted by KAZU@ at 10:10Comments(0)キャンプ:食